入院日記 入院日記 Part3、その9。

 

 
回診の結果は、右瞼と右胸は良好、なれど左頸の方がマズイらしい… 壊死になるかも、との事。とりあえず今週末の退院は無さげ… ってのは想定した結果の1つではあったけれども。けれども。まぁ、気分的に前向きにゃぁなれんよね… ちょっとコーヒーを飲みつつ一服したい気分になるも、病院内は全面禁煙で。じゃぁ外で吸うか、ってのは流石にボンヤリとした左目の視界では自殺行為だし、相変わらず入院中になる精神的セーフモードの所為か煙草を吸いたい!って欲求はほぼ無くなるので何とかなるんだけども。
 

 
しかし、昼食後にちょっとコーヒーを飲たい気分になり、あらかじめ入院前に10円と100円だけで千円くらい入れておいた小銭入れから150円分を取り出し、フロアの自販機で缶コーヒーを購入、と行ってみるも、この1週間の間に商品の入れ替えがあって、ぼんやりとした視界の中で自販機に張り付くようにして

がやっぱり無くなっているのを確認して落ち込む。うん、11月だから自販機の商品の入れ替えとホット&アイスの切り替えがあっても不思議じゃぁないが、何も安静中にならなくてもなぁ… と八つ当たり気分に。と言って、看護師さんだかにお願いして一階の売店とかで購入してきてもらう、ってのはどうにもこぅ… そこまで切実ではないし… どうしてもブラックが欲しいのなら自分で行けばいいんだし… って事で多分これなら!と買ったのはゲロ甘いシロモノで更にゲンナリする。
 
あぁしかし、前回の入院でも予定より退院は伸びたが… あらかじめ会社には病院が言った最長での入院&自宅療養の期間で有給を申請しておいたけど、まさにその通りになるとは、なぁ… と淀んだ気持ちだったのを1週間ぶりの介護師さんによる洗髪が洗い流してくれる。何処の国かは解らないけど多分アジアの人っぽかったので洗髪中に
「ダイジョブデスカ?」
 って尋ねられて
「大丈夫、モーマンタイ、メイグアンシー、メィウェンティ、ノープロブレム、ネバァマインド、オーケー、ラングィヨン、マイペラン、コーイーバァトナヒィーン」
 と思い出せる限りで言ってみたら笑って雰囲気が柔らかくなったのを感じたので此方の気持ちは通じた、と思う。