入院日記、その3。

 
# 0:58
多分、鎮痛剤が抜けてきた。皮膚を取った部分と縫った部分が痛む痛む痛む。今朝の朝食まで薬は出ないしねぇ… 幸い、同室の皆のイビキが凄いんで眠れないし、じんじんじんとした痛みを感じていよう。
 
# 5:07
皮膚を剥いだ浅めで熱めな痛みと、縫った部分全面の深めで重めな痛みでうまく眠れない。と言うか、あと5日で退院出来るの?と不安になってくるが… 
 
# 5:19
それにしても麻酔の進歩ったら。点滴を用いてのそれは、多分体への負担は昔よりも軽いと思う。術後三時間で水分が、五時間で普通の食事が、と言われた時は半信半疑だったし、実際3時間後に喉の乾きに負けてウーロン茶を飲む時も吐いてもいいよう洗面所へ行って準備はしていたけど、一口飲んでみての感覚が昔とは全く違っていたもの。結構な勢いでペットボトル一本飲んでしまったけど、尿意以外の不都合が感じない。今も、流石に全部は無理と思ってるけど朝食が楽しみだもんなぁ… まぁ昔は子供の小さい体だったからこその負担もあったんだろうかなぁ…
 

 
# 10:34
看護師の方に「よく眠っている」と感心?呆れ?られるが、たまたまだと。朝食を済ませて薬を
 
# 10:41
同室者から「イビキが酷い」との事で部屋の追い出しキタ━(゚∀゚)━! イビキが酷い人だけ集めた大部屋に移動ですって。ごめんなさいね、同室の皆様。昨日は口を縛れなかったりしたし。あぁ情けない… っか、これでまた苦情なら強制的に個室だよねぇ… 次回は最初っから個室選択、かなぁ… うん、ぶっちゃけ言ったもん勝ちかよ、って気もするが、こればっかりは身に覚えもある事だし、多数決されたら特に、ねぇ… くぅ。
 

 
# 14:53
部屋を移動して、ひたすらに眠る。が、二時間くらい、というのは変わらない。まぁね、眠っている間のイビキが、とか気になってしまう事に加え、常に右を下にした体勢でいる事での体の痺れとかもあるしでそない呑気に寝てばかりもいられないと言うか。そのくせお腹が減るんだよなぁ… 動いていないのに。
 
# 16:59
母と妻に電話。次にするのは退院前日、だといいな。
 

# 17:07
売店にて、店内製造っぽい抹茶ババロアを購入。シュークリーム等の美味しそうなスイーツもパンも売っているが、今日抹茶ババロアを食べて欲求はずっと減る。食事に制限が無いと、結構無茶な食事もオッケー… インスタントラーメンやレトルトカレーとかもありだそうな… なせいか、病院食も結構シッカリした味付けなので足りないのは油分と強烈な刺激物くらいか。場合によってはデリバリーのピザもアリだそうだが… そう、もっと甘味に飢えてるかと思ったけどそうじゃなかったんよね… 同様に酒、そして煙草をにも接していないのに平穏な感じでいられるのも不思議というか妙というか。病院モードになってるのかねぇ… なまじ物心つく頃に病院で過ごしていたのが大きいんだろうなぁ… なんかおかしいもの。冷静だけどその冷静さと色々な欲の無さはやっぱおかしいでしょうに。確かに角度調整とか面倒だけしプリペイドカードも必要だけどTVも見てないもんなあ… 色々、なんか欠落してるけれど、何がどうと認識出来てない、常に在らず、だよなぁ…
 

# 19:13
夕食を100円高い選択食にする。確かに美味しかったけど、絶対的に出来立ての熱さが無いんで逆に物足りないっか寂しい感じがするような… まぁ、普通食がそれだけよく出来てまとまっているって事なんだろう。