やっぱ一回滅んでしまえ。

 
Amazon.comにいくつかの映画ソフト等をオーダーした際、とりあえず1タイトルだけってのもアレなんで何にしようかとたお様んトコのレビューを読み返して『ザ・レイド』の北米版Blu-rayを一緒にオーダーしたのですが、定価約$27がAmazon.com価格で$9.99って値段はスゲェなぁ… でもiTunesとかAmazon Videoとか版はもっと安いけどさぁ… と思ったんですが、しかしこの価格でもアメリカの映画館入場料の平均約$8よりは高いんですよね。
 確かレンタルにしてもソフトを買うよりは安いけれど、劇場で観る方が安い時もあるって程度の$5程度なのを思うと日本の場合、リリースから最短三ヶ月最長で一年くらいで定価が劇場入場料以下の値段の廉価版?がリリースされたりするのが決して異例でも特例でもなく、レンタル料金がセールだかサービスだか知らんけど10円とか50円ってなるのはどうなんだろう?とも思ってしまいます。あと、今は近所にあったツタヤが潰れてゲオは駐車場が停め難いんでレンタル店って利用してねぇんで知りませんけどシレっとレジ前にDVD-Rとか売ってたりするんですけど、ハナからおかしい価格で複製推奨げな事をやってて遺法DLガー映画館離れガーソフト離れガーとか業界側が言ってるのがなんかしゃらくせぇとしか思えないんですが。
 
いやまぁ風俗とかでね、抱えてる嬢を遊ばせておくのもアレなんで多少は店が取り分を減らしてもオプションサービスとか料金割引をする時間帯をするのは解るんですよ、ナマモノですから。お客の欲求っか生理もまたナマモノですしね。でも、あくまでも嬢の稼ぎがあってこその店であって、ソレ単体では赤字にしかならない筈の事をやってる映画産業ってどうなんでしょう? 配給会社側にせよメーカー側にせよレンタル店側にしても、やってる事としては一緒ですけど、店として運営し続けていられるだけの利益が上がるような商売構造になってるんでしょうか、50円や10円のレンタルで。ま、仕入れるか本部から借り受けるのか知りませんけど野晒しにしてプラを強制劣化させない限りは単に在庫でしかない無機物ではありますけど、店の人間に光熱費に家賃にとかかる経費が賄えるんでしょうかね? 技適をちゃんと通ってるのかも怪しいプレイヤーや-Rや中古扱いで売るAV等を売ってトントンってトコで、レンタルはあくまでもそれらの商品を買ってもらう為の客寄せってんじゃないんでしょうか。よく知らんけど。そりゃぁ劇場に行かなくなりますわな… 半額以下で観られて、手元に残す事も出来るんですし。そりゃぁTVでの映画番組が観られなくなりますわなぁ… 下手すりゃうまい棒1本程度でCMが無くカットも無く変なテロップも出ない本品が、録画だとコピーワンス以前にまず保存が面倒で時間がかかるのと比べればハナっから複製するだけで良いブツが借りられるんですから。そりゃぁソフトが売れないですわなぁ… 半額以下で手元に残せるんですし、場合によってはセル版より早い時もあるくらいだし。今観たいかどうかじゃなく、まず、とりあえず借りてコピーしといて、時間がある時に観るのも良し、別に観ないでも-Rも込みで100円ちょっとだから邪魔んなったら燃えないゴミにポイって出来るのは確かに楽でしょうしなぁ… で、そういうお客さん向けの映画が作られ公開されてゆくとなれば… やっぱTPPでも何でもいいから一回この構造は壊すべきなんじゃぁないんですかねぇ… そういう環境の中だからこそ生まれた物も決して少なくないとは思いますけど、ね。