難儀。

 
購入後1年程で盗難車に追突されて廃車となった妻の初代ダイハツ・ミラジーノ、軽に全く興味が無かった私でもデザイン、内装、走りが面白いと思った車でございましたが… 現在、新年度間近って事で新聞に車の広告が入っている事が多いんですけど、それらを眺めてみて、現在の地方っか田舎での日常生活ってのを主軸に今四十代半ばの私がこれから10年乗りたいと思う車ってのが無いんですよね… デザインや内装だとヨーロッパ車でチラホラあるんですけど維持費とかメンテとかアフターサービスって点と燃費ではどうしても国産車の方が分があるワケで。まぁそれが価格差なのかもしれないんですし、ミラジーノだけでなくそれこそ国産の尖ったスペックやデザインのスポーツカーが概ね伝説扱いされるのも含めてニッチなのやもしれません、が、少子高齢化と言われて20年経過した現在、都市部とその周辺ではなくそれ以外の大部分である地方都市の老人っか高齢者が使い易い、運転等の取り回しがし易い大きさと落ち着いたデザイン、安定した走りと燃費性能の車ってのが出てもいいんじゃぁないのかなぁ… と思うんですけども。どうも年寄り、それも田舎の、ってなると軽トラか高級車かの2択になってる現状ってどうなんよ?
と思うんですが…
 
用途的にはスーパーかショッピングモールへの買い出し、役所や病院等への、ってなればそない大きいボディは必要無い筈で、安定性と安全性から軽と一般的ハッチバック車の中間くらいの大きさ&重量で安全装備系フルが基本、乗り降りがし易いように椅子の大きさと高さの調整が可能で、タコメーターは無い分スピードとモードと燃料の文字表示が大きめのパネル、プラスチックを極力排した内装、高速域の伸びは無いんだけど低〜中速域がスムーズなエンジン、とか、シンプルなんだけどその分とっつき易くて使い易い、って車ってのは駄目なんかなぁ… そりゃまぁ田舎ってもザックリ言えば日本海側と太平洋側、北海道と沖縄では求められる性能は違ってくるだろうけど、その為に使い易さよりも性能ってなってなくね? っか、そのどちらでもない我が大垣だと年寄りが無理からクラウンやプリウス乗るそれ自体は勝手だけど運転者と車のサイズが合ってないし運転特性理解してねぇから危険なんだよヴォケとか駐車場で司会が確保出来てないから迷走してたり駐車に滅多矢鱈と時間が掛かるワリに斜めってたり食み出してたりと勘弁してくれや、ナドと日常的に思ってたりするんですけどもね… 
 
日本では車検制度があるし産業構造的にも長年乗り継ぐ愛車ってのはあまりしたくないのかもしれませんが、これからの20年は間違いなく老人のみの世帯が増えてゆくのを思えば、そしてその世帯の老人の多くは団塊世代までと違って決して裕福ではないのを思えば、それに見合った商売ってのもやっていくべきなんじゃぁないのかなぁ… 個人の時代、個性こそ大事、と言われてきたワリにゃぁ、どうもメーカー側の都合の方がよく見えるような気がするんですけど、ね。