『Sword of the Stranger (『ストレンヂア 無皇刃譚』(2007)』 - Region Aメモ。

US版Blu-rayジャケ。

 

 
 ・『Sword of the Stranger [Blu-ray]』
 
 Region: A
 Studio: Bandai
 Theatrical Release Date: September 25, 2007 (JP)
 Blu-ray Release Date: June 16, 2009
 Run Time: 103 minutes
 
 Aspect Ratio: 1.78:1
 Available Subtitles: English
 Available Audio Tracks: Japanese English Dolby TrueHD 5.1
 
Special Features
 ・Making of Featurette
 ・Pilot Film (「無皇刃譚 (2003)」)
 ・Commercials
 ・Trailers
 



【公式サイト】(日本語)
 
最近日本のアニメの北米版を購入するようになったらばAmazon.comから関連商品としてオススメされた中で面白そうだったので購入。正直、BANDAI USAの価格設定は疑問に思わないでもないんですが日本版で定価で買う事を思えば、ってまだ思える程度の円高でなければ手を出し難いとは思いますが… ってのはさておき、個人的には「もひとつ」ってのが観終えた正直なトコでして…
 
架空の設定での伝奇ロマンとなれば『獣兵衛忍風帖 (1993)』との比較になってしまうんですけど、TVや雑誌の連載のようにシリーズとして続いていて作品世界や登場する人物の設定や造形がよく知られている作品ではないオリジナルで登場人物がそれ程多いわけでもないのにどれも人物描写っかキャラ立ちが甘いんでドラマとしての盛り上がりも私にはそんなに感じられないんですよ。とってもダイジェストっぽい作りなもんですから登場人物への思い入れや感情移入をするだけの溜めやらが無いんでお話的にもどうにも。
 
加えて売りである剣戟シーンなんですが、確かによく動いてはいると思うんですけど此方はアニメだけしか観ないワケではないんで様々なアクションシーンに元ネタとまでは言わないものの既観感がどうしても拭えないんですね。過去の様々な作品のオマージュを徹した上での、ってのでもないんでよく動くから退屈はしないものの決して楽しいとはならず… 劇場作品としての本作の売りが、私には「オリジナル」で「よく動いて」「TVでは出来ないであろうゴア描写もやる」としか観れませんでしたわ… ですんで、「勿体無いなぁ惜しいなぁ」とは思ったものの再見をする気にはちょっとなれない作品でしたわ…