『トリニティ ジルオール ゼロ』(PS3)メモ。

トリニティ ジルオール ゼロ(通常版) - PS3

トリニティ ジルオール ゼロ(通常版) - PS3

「公式サイト」
 
TGS版じゃない方の体験版、落ち着いたグラフィックにBGMもさる事ながらサクサクと遊べれて操作していて読み込み速度やボタンを押してからの反応や操作方法に特に大きな不満が無いのもあって好感はあったんだけどさて?と思っていたんですが2日に初詣に出かけた帰りに寄ったショップで新品が半額以下の投げ売りされていたもんですから『Dragon Age: Origins』までの繋ぎにでもなりゃぁいいかとさして思い入れも期待も無く購入したんですが都合80時間、全トロフィー獲得までダラダラと遊んでしまったのはやはり
末弥純氏の落ち着いた絵柄」
「いい意味で耳に残らないオケBGM」
「非インストールだがそれを不満に思わせないローディングの速さ」
「フィールド移動が無く目的地を選ぶだけのシンプルさ」
 が作業ゲーとしてやりやすく、それこそガッツリとプレイする気は無いんだけど寝る前に1時間くらい気分転換にボーッとプレイするのに私にはとてもよかったんですよね。遊ぶ事、それ自体に本当にストレスを感じさせない丁寧な仕事だと思ったんですが、じゃぁ面白いのか?人にオススメするのか?ったらそれはとても出来ないんですよね。ザッと不満点を挙げるのならば

  • メインストーリーが弱過ぎ。主人公も含めて本作でのキャラ立ちが出来てないから既出のシリーズ登場人物の方がよほど立ってて食われまくりだからドラマとしての盛り上がりに欠けるからオチてない。
    • っか、あのエンディングはなぁ… 一緒に観た妻でさえ呆れていたが、あれはもぅちょっと何とかならんかったのかと。
  • スキルの使い勝手に差があり過ぎて戦略的っか攻略的に切り替える必要が特に無い、ってのは…
    • オートスキル>スキルでいけば問題無いもんなぁ… 特にアレウスの性能が良過ぎてファイヤーボールとアイスミスト、マジックアローにメテオだけありゃぁいいもの。後はまぁどうでもいいと言いますか…
    • だからザコ敵が出現したら何か仕掛けてくるモーションの前にファイヤーボールかアイスミストを置いておいて先制若しくは相殺させてからのスキルコンボ、ボスクラスには緊急回避で出来た隙かモーション中にそこまでで貯まったゲージでトリニティバーストでブレイクしてのボコるのの繰り返し、ってだけだし。そりゃまぁ属性とかの事もあるけどあえてキャラを切り替えるよりは精々ラッシュをたまにするくらい。そのラッシュも中盤以降だったからそこまでに+10以上レベルを上げてしまってたんで益々キャラやスキルの切り替えってしなかったんですよね…
  • 能力値やレベルが体感し辛い。レベルが1つでも上だと苦労する印象はあったが、10下だから楽だよ瞬殺だよって感じまではいかないのはレベル上げの作業感は増しますわな。そういう点ではドラクエってホントよく出来てると思うですよ。
  • ショップの商品や闘技場の景品、ギルドのクエストがランダムな事。ドロップするアイテムが、ってのなら解るんだけど数値的に近くても付加効果が全然違うアイテムが出るので結果何度も出入りして、ってした方がいいがそれはそれで作業感が強まりこそすれ、っと…
  • DLクエストが無料で多いのはいいが周回プレイが無い本作ではレベル固定なのも相まってあまり有難味が無いっか薄いっか…

…と、まぁ色々と文句もつけたくなるんですが作業ゲーとしてはほぼストレスが無いゲームだったんで個人的には楽しめましたよ、っと。波乱万丈だったり疾風怒濤のストーリー展開だけがゲームでなし、サクサクとレベルが上がるのは実感が薄くても気持ちいいものだしこういうのも悪くは無いかなぁ…っとぉ。