納得はしたけれども。

 
 再生環境があるのならばとりあえずBlu-rayソフトを買ってみましょ〜って事でお盆休みに備えて10枚以上個人輸入してはみたのですが品質的に感動したのが一番最初に購入したインド映画の、ってのはなぁ… とか思うんだけどもいやその、最初だから贔屓目ってのもあるかもしれんと一通りチェックが終わってから妻と共に観直してみたんだけども色彩の鮮やかさだけでなく繊細さと鮮明さが素晴らしいだけでなくそれによってDVD版では気が付かなかった事が解ったりその映画本来のデティールや精度も解るという点でも現時点ではやっぱり『Rab Ne Bana Di Jodi』が一番で…
「ある意味不幸かもしれんよね〜」
 と妻も言ってましたが、まず品質として綺麗になる上にそれに意味が、ってなるとナカナカに買い替えやらをする気も微妙ぅな感じになるもので。っか、気分的に落ち着いてしまったと申しますか… 例えば『ダークナイト』、綺麗だと思うカットとすんごく綺麗だと思うカットがあって気になったんだけどそれが意図された演出ってよりは単純に機材の違いだけっぽい、ってなるとある程度画質差をフラットにしてくれるであろうDVD版の方が良かったのかも?と思わなくもなく… とか、綺麗だ美麗だと言うのは悪い事ではないものの、じゃぁそれが作品における意味や意義がさしてない物まで無理して買い替えてまでの高画質化ってそないするもんでも無いような気がするんですよね。
 
 先日『となりトトロ』が地上波デジタル放送されて確かに手持ちのDVD版のアップコンバートよりは綺麗だったんですがその前に放送された地デジ版『紅の豚』と比べるとアップコンバートでは欠落してたり見辛かったりしたデティール等が観れる事で解る事がさして無かったのでピンとこなかったり、ってのは私だけなのかもしれませんが… 『剣岳』も放送で観ましたが確かに自然は圧倒的だったものの、その鮮明さ故に小道具やセットや衣装の生活感っかリアリティの無さが気になってしゃぁない、とか。
 
 だから個人的には『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『コラライン』のような作品とかのように全部作り物でデザインも含めて意図意匠のものとか、そうでなければ最初からフルHD撮影の自然ドキュメンタリー映像でないと私的には燃え難いような気がしましての。そりゃまぁBlu-ray版が出たらウッカリ買うかもしれない映画で『Zoolander』がありますけど、理性的にはアレのフルHD化なんてあんまり意味無いと思ってる、って言えば伝わりますかね… ま、私の環境でも高画質の映像が観られるって納得はしましたけれども。素直に喜びや感動になるだけのモノと出会うのはチョイと私は時間がかかりそうですわ…