お前等が「ばかたれ」だよ。

  
 自分のブログのリンク元を眺めていると最近になって何故か「Idiocracy」で来てくれている人が結構いるようで。記事にしたの1年以上前やん。はてなGoogle Spam化した現在検索で引っ掛かり易いのは解るけれどもそれでも何故に今更?と思って調べてみると

 
日本版、出るんだ… って何この邦題?
 
 と言うか、『Napoleon Dynamite』を『バス男』なんて邦題つけたり『シンプソンズ劇場版』騒動もやらかしてんのに何やってんのかと。こういうパロディAVみたいな題名の付け方で借りてくれる人が一体どれだけいるかは知らんが… しかしねぇ、本国アメリカで興行的に失敗になったのは映画としての出来もさる事ながらこれがフィクションという形を借りた現状批判であり
「いやまぁアンタら他人事として笑ってるのは簡単だけど、何もしなかったらこうなるかもよ?」
 ってその批判対象はこの作品を観る人間全てに向けられていて殆どの人がその攻撃対象になってる悪意の濃度の高さではないか? って気がしましてなぁ… そういう映画だと解った上で観た人には悪くない評価を得ているようなんですが、それにしてもねぇ… 単純なお馬鹿映画だと期待していると一見馬鹿馬鹿しいくせに変な、妙なリアリティがあってヤな映画なんじゃぁないんでしょうかねぇ… 少なくとも私はあんまり笑い飛ばす気にはなれませなんだなぁ… これがまだSF映画としてカッチリ作ってあるとか、もっと悪趣味な世界を構築してるとか、エンターテイメントに徹する、ってのならまだ娯楽として消費し易かったんでしょうが、わざと、あえてそうではないように作ってある性根の腐れ加減(←褒め言葉)は観ていて落ち着かんっか居心地が悪ぅございましたわ… と自分の記事をコピペしてみましたけど、わざわざ無駄なアサッテの方向への期待値を上げるような真似をしてどうするのかと。逆に前々からこの映画に興味があって日本版が出たら観ようとかつてのプロレス界における【未知の強豪】げな健全な期待値まで下げるような真似なんじゃないのコレ?
 
 確かに最近日本でも海外映画のコメディ映画が以前に比べれば多く上映されるようになって、まさか『SEMI-PRO』『BE KIND REWIND』『TROPIC THUNDER』『GET SMART』まで日本でも公開されるようになるたぁ思いませんでしたよ。でも、それは別に日本でコメディ映画の地位と興行成績が上がったからってんじゃないでしょ? 他にも色々な作品がある中で何故に、あえて、しかも今頃、こんな邦題でリリースしようという見識というか判断が出来たのか私にはサッパリ解らないですよ。正直『バス男』の時はかなり頭にきたんですけどあれから数年、こういう状況は酷くなるばかりで一向に良くなってねぇから最近ではもぅ呆れる程度になっていますがそれにしたってねぇ…
 
 
 
 こういう事をしくさるフォックス・ジャパンの人達には「靴の紐が切れる」「隣家が五月蝿くて寝られない」「携帯電話の電池切れ」「食べたご飯は皆中国・韓国産」ナド等の小さな不幸がいつまでもいつまでも無間に続きますように… あと真っ当な映画ファンの方は、どうせ半年待たずして廉価版が出るでしょうからそれで観賞するのがいいでしょう。今まで待てたんですから、あと数ヶ月くらい待ってもいいじゃぁないですか。盗人に追い銭を与えるこたぁねぇですよ…