Amazon.comのSNS化?

 
 折角1ドルが為替手数料込みで100円かどうか、ってトコなのに何も買い物をしないというのも何か勿体無い気がするのでとりあえずAmazon.comを眺めてて、フトCustomer Reviewsを眺めていると何時の間にかユーザーレビューの
「Was this review helpful to you? Yes? No? (Report this)」
 の前にコメント欄とPermalinkがあって。
試しにレビュワーのProfileページに行ってみると、どうやら顔写真なりのイメージ(画像)と自己紹介文まで設定出来るようで。また表示設定次第ではカレンダーやBirthday、Anniversaryも表示可能で、加えて読んだ側はページ右上に記された「Your Actions」から
「Invite as Amazon Friend」
「Add to Interesting People」
「E-mail this page」
 という行動がとれるようになっていて。
「ネットショップとして自サイト誘導・連動の為にSNS的手法の導入?」
 っと、このシステムの有用性や費用対策効果は疑問なれど驚きましてなぁ… そのレビューに対するコメントにも「Reply to this post」「Permalink」「Report abuse」「Ignore this customer (Stop ignoring customerとの切り替え)」そして「X of X people think this post adds to the discussion. Do you? Yes? No?」って評価や設定なりも出来るようになっていまして、特に日本のアマゾンの発売前の酷いDISが跳梁跋扈しているのに辟易としている身としては非表示に出来る機能というのは有り難いですよ… っと更によく見ると
Amazon Friends & Interesting People」
「Tags used」
「Products tagged」
「More to Explore」(現時点ではお気に入りの商品の画像を陳列する機能のみ)
 っと、日本のアマゾンにもいくつかは装備されてる要素もあるけれども格段にユーザー間のコミュニケーション用の機能が充実しているんですよな。またAmazon側もAmazon Dailyなんてのを始めていたりしているんですが、表示させるトピックスをカスタマイズ可能*1、っと単なるショップサイトからの変換を進めているようで。
 
 独自にサーバーを置いて音楽のサンプル提供どころか最近はスクリーンショットや動画の導入、って時点でもぅ感心しまくってたんだけど実はその動画にもPermalinkが設定されていてフォームで上限1,000 charactersまでだけど文章も添えてメールで知らせる事が出来る、ってのには驚いたんですが、サービスとしてはそこまでだろうなぁ… っと。これらは将来の本格的な動画や音楽のDL販売の為の実験っかテストだろうと思っていたんですが、どうやらそれだけでは無いようで… 早い時点でレビューの評価別や信頼度別表示を導入したり文章の使用文字数に上限が無かったり動画や画像が使えたりするようになっているのに加えてのこのシステム、レビューワーの質を明確にし更なる口コミ効果を狙って? 結婚とか将来的な多角サービスへの布石? 設備投資による税金対策? 個人的にはレビュワーへのアフィとか何か還元されるようになると嬉しいんですけども… ってのは兎も角として、
 
 既に同グループではUKとDEにコメント欄とPermalinkが設置されて残すはCA、FR、そして日本となっておりますが、日本ではどうなんでしょうなぁ…*2 まぁ私には英文でレビューを書くなんてのは敷居が高過ぎてこれらの機能を利用する気にはなれませんが、こういうコミュニケーション機能の導入も含めてAmazon.comの行く先、目指す未来って一体どんなんなんでしょうね?
 

*1:ジャンルは「Books」「Entertainment」「Film」「Food & Cooking」「Home and Family」「Insider」「Music」「Technology」「Video Games」で、更に細かい項目別になっている。またAuthor BlogsというAmazon外の人間の書いたウェブログを追加させる事も可能。

*2:国民性の違いもさる事ながら、顧客の購入履歴情報のフィルタリングなりが下手糞過ぎて失笑モノなのは相変わらずだし先日の「Amazonほしい物リスト」の件といいあんまりシステムを上手く使いこなせないだけでなく運営の素人臭いのも込みで、日本での導入はしない方がいいと個人的には思うんですけど、ね…