「諦念」(雑記)

 
 土曜日の談春独演会を見て、結局客も重要なのを考えると以前考えていた
「どうせ赤字にしかならんのだったら実家の寺で檀家さんの為の娯楽として
入場無料で聴いてもらう方がよっぽど気持ちええのとちゃうんやろか?」
 って考えは没になるなぁ… という答えに至って。
 
 ただ生でその噺家さんが観たい、会いたい、間近で聴きたい、というワケじゃ
なくて、やはり自分としてはプロが挑む、臨む舞台が好きなだけでなく、それが
ライブである以上演者のパフォーマンスだけでなく観客のコール&レスポンス
もあってのものじゃないと… って、どんだけ贅沢者なんだか解らないんですが
WWEの日本公演ではなくMSGに行ったのはそういう事なんですよね…
 
 となると。
 
 演者側にお金を渡して演者の望む会場や裏方を揃えてもらっての独演会なり
を観るスポンサー役って事になるんだが… もぅそうなると何十万単位じゃ出来
る事では無いんですよな。お客の質まで求めたら東京か大阪、何とかギリギリ
で京都で二百人くらいの箱を押さえてってなったら多分大一本でも足が出るよ
なぁ… となると協賛、か… って、それじゃぁ当初の夢想っか妄想とはもぅ別物
だよなぁ(苦笑)…
 
 
 
 こういう時に気侭に、思いつくままに無邪気な事を想像出来無いのは昔っから
でね。寝言ですら理屈立ってるそうですが、滅多に起きて覚えていない夢を偶か
覚えている時でも理屈が立ち過ぎて嫌んなるのが殆どなのを思うと、私という人間
はプロモーターとか「夢」を人様に提供出来るような人間じゃぁないよね… っと
改めて抱く諦念。まぁ、これも己の分であり程であり、身に無いものを望んでも、ね。