『紙の破壊王 ぼくらが愛した橋本真也 爆勝証言集』

 

紙の破壊王 ぼくらが愛した橋本真也 爆勝証言集 (kamipro books)

紙の破壊王 ぼくらが愛した橋本真也 爆勝証言集 (kamipro books)

 
 前作『紙の破壊王 ぼくらが愛した橋本真也』も正直言って単行本としてはちょっと荒いブツだったとは思うんですが、その本の為に集められたインタビュー等の面白さと故人の人柄を偲んでか湿度ジットリとならなかった点も好ましく思えたものの、天山ら橋本選手との関わりのあった人達がもうちょっと欲しかったなぁ… と思っていただけに、既に亡くなってから2年経過したというのにその命日にこういう本が発売になる事は故人の人徳、なんでしょうね。
 
 いやまぁ色々あったとは思いますし、何もかも時間が解決し思い出を綺麗なものにするとも思っていないんですが、それでもこういう本が出るだけの人だったんですよな…
 
 って事で、今回は商品ページにある名前ん中で私的には天山広吉西村修、山田千景、馳浩があったのは嬉しかったですね… まぁ緩いっちゃぁ緩いんですけども、前作の不足分の補完と考えるならまぁこれはこれでいいんじゃぁないかな? っと。
 
 ただシリーズって事を考えると版型やデザインの統一感が無いのはまぁいいにしても今回のオレンジ色っぽい表紙と橋本選手がいまいち私の中では繋がらないのと、『プロレス・スターウォーズ 』に思い入れの無い人間なもんでマンガよりは
「デビュー戦の対戦相手・後藤達俊
「ウッカリ橋本の垂直落下式DDTをカウントツーで返してしまったウィリアム・リーガル」
「サンクスの破壊王弁当の企画担当者」
高田延彦
三沢光晴
長州力
金村キンタロー
 等、まだまだ証言を取って欲しい人はいるんだけどねぇ… って事で、それは次回への期待、ですかね。
 
 あ、ジミーとターザンはこのままずっと入れないで下さいね。あくまでも橋本選手との縁があった方だけで、これからも緩くジメジメしないで故人を偲べれるようなシリーズを続けていって欲しいですわ…