ファミ通。

 
 付録DVDに収録されているPS3のゲーム画面、どうにもどれにも燃えない。
HV出力されたモノを観たらコレよりは綺麗だろうとは思うものの、いくら綺麗になってもDOAが
肉付きや等身が一緒だからつまんないのと似たようなもんで、綺麗になればなるだけ余計にリアルから
は遠ざかっていってる… 特にメインと背景物とのクオリティの差異が目立ってしまってなんかこぅ
白けてしまうんですが。
 一頃のハリウッドのCG映画がやってた間違いを辿っても仕方無いと思うんですけどねぇ… 今、
やるべきはそのゲームならではの「世界」のリアリティの構築であって、デティールをいくら細かくしてみたって
表現力に限界がある以上どうしたってリアルにはなりきれないと思うんですけどね…
 
 例えば

BioHazard4

BioHazard4

 
 一見、凄いCGではありますが省略や端折りは一杯あるんですよね。でも、そうは見えないよう、感じさせないよう、主人公のモデリングの程度をちゃんと考えて構築しているんであって決してリアルじゃぁないんですよな。でも、物凄いリアリティがあるじゃないですか。
 MGS4のデモ映像を観てもピンとこないのって結局、主人公らのモデリングがいくら細かくても背景とかが甘くてテクスチャーの描き込みの差のせいで画面ん中で主人公らが浮いて見えてしまうからなんですよね… まぁリアルに近づいた分、余計に服や皮膚の動きが無いのが余計に気になる、ってのもありますがハリウッドのCG映画がリアリティの為の手間をかけているのと比べると機材人材の無駄に思えてなんないんですけどね… 例えば次世代機のパワーがサッカーゲームで選手のモーションが全て違う、とか、馬育てゲーで馬体の太さや毛ヅヤが違うとか、レースゲームでの路面の微細なコンディションとか、そういったリアリティに注がれるのであるならば… っと、思うんですけどね…
 
 
 
 …って事で、結局一番喜んだのは紙面記事の『もじぴったんDS』なUSA-Pでした。