『The Texas Chainsaw Massacre (Two-Disc Ultimate Edition) (1974)』

 

 
・『The Texas Chainsaw Massacre (Two-Disc Ultimate Edition) (1974)』 - Region 1
 
Studio: Dark Sky Films
Theatrical Release Date: October 1, 1974
DVD Release Date: September 26, 2006
Run Time: 83 minutes
 
Aspect Ratio: Widescreen - 1.78:1
 
Available Subtitles: English, Spanish
 
Available Audio Tracks: English
(Dolby Digital 5.1, Dolby Digtal 2.0 Stereo, Dolby Digital 1.0 Mono)

Number of discs: 2
 
DVD Features:
HD transfer from original 16mm negatives
 
Special Featuers:
Disc 1
・Audio Commentary by actors - Marilyn Burns(Sally Hardesty), Paul A. Partain(Franklin Hardesty), Allen Danziger(Jerry), and art designer Robert A. Burns
・Audio Commentary by director Tobe Hooper, cinematographer Daniel Pearl, and actor Gunnar Hansen(Leatherface)
THEATRICAL TRAILERS (6)
・TV SPOTS / RADIO SPOTS (3/2)
 
Disc 2
・"TEXAS CHAINSAW MASSACRE: THE SHOCKING TRUTH (2000)" (1:12:46)
・"FLESH WOUNDS (2006)" (1:11:37)
・A TOUR OF THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE HOUSE BEFORE AND AFTER REMODELING, CONDUCED BY GUNNAR HANSEN (8:02)
・DELETED SCENES (25:22)
・BLOOPER REEL (2:22)
・OUTTAKES FROM "THE SHOCKING TRUTH" (7:40)
・DR.W.E.BARNES PRESENTS "MAKING GRANDPA" (81)
・STILL GALLERY (67)
 

 
『The Texas Chainsaw Massacre(邦題『悪魔のいけにえ』)』っ〜映画そのものの感想については【コチラ】をば。すんげぇ長いんでお時間に余裕のある物好きな方だけどぞ〜。リメイク版は… うん、ハートマン軍曹R・リー・アーメイ は良かったし工業製品っか商品としてはよく出来ているとは思ったんですがオリジナルへの思慕とか情念が薄いのとやや台詞に頼って説明しちゃってるのはなぁ… って前置きはさておき、
 
 既に所有しているUK版でそれなりに満足していたんで購入には二の足を踏んでいたのですが「HD transfer from original 16mm negatives」の文字にえいやッ! っとばかりに購入してしまった一品であります。
 決して好きな作品ではないんですけども、しかし後でやっぱり欲しくなった時にボッタクリげなマニア価格になってるのも嫌ですし、綺麗な画質で観れば印象の変化もあるのかなぁ… っと思っていたんですがいざ届いたブツを見るとこれがなかなかに楽しい!
 
 金属製のケースの重量感と手触りがイカスDVD、メニュー画面もナカナカに厭らしい絵柄でそそってくれます。個人的な好みで言えばUK版のメニュー画面の方が好きですが見易さっか解りやすさではコチラでしょうね。
 
 画質はナルホド、綺麗であります。
UK版も色の再現って点ではかなり腐心し手間をかけたとは思うのですがデティール部分の細やかさ… 服や髪の毛、肌等の質感とかね… や、これまで潰れていた影や闇の部分もスッキリして観れます。が、綺麗になった分、冒頭の墓場の腐乱死体
とかお爺ちゃんがよりチープに見えたりと特殊効果の荒さもより見えてしまうワケで… こういうのって難しいもんですよね。
 それと卑怯な言い草かもしれませんが、UK版は確かにコレと比べると画質・音質の点では見劣りするのは事実ですが、そんなに酷いもんとも言えないんですよ。何せ元が30年以上前の16mmって事もあるんですが*1、TV視聴の分にはビックリするくらいに美麗、綺麗とも言い難いと。まぁプロジェクターで100インチとかだとまた話は別なんでしょうが私の環境では確認出来ないんでまぁこんなもんかなぁ… っと。
 
 音声はいい塩梅だとは思いますが… となるとDVD特典、って話になるんですが…
 
 実はこれ迄に様々な国でこの映画のDVDがリリースされておりまして、今回ちゃんと『LD&DVD GALLERY』様の「悪魔のいけにえ "THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE"」ページ等を調べてみた結果、このDVDだけの特典、と言うと
「Audio Commentary by actors」、
「"FLESH WOUNDS (2006)"」、
「A TOUR OF THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE HOUSE BEFORE AND AFTER REMODELING, CONDUCED BY GUNNAR HANSEN」、
「OUTTAKES FROM "THE SHOCKING TRUTH"」、
「DR.W.E.BARNES PRESENTS "MAKING GRANDPA"」、
「STILL GALLERY」のいくつかのロビーカードや撮影風景の写真、

 といったトコロですか… って、フランス版に収録されている「Interview de Hooper」「Documentaire : l’horreur dans la peau」を付けろたぁ申しませんが『Texas Chainsaw Massacre: A Family Portrait (1988)』を収録しても良かったような気も。まぁ「"FLESH WOUNDS (2006)"」と内容的にかなりカブる出演者らの回顧談と現在の様子ってのだから外したのかもしれませんが… まさか、今回収録し損ねたブツに最短の尺のドイツ版とか色々な国の吹替え音声を付けた『The Texas Chainsaw Massacre (Ultimate Collector's Box Set』とか後日出す気じゃぁないよねぃ?(汗)
 
 っかさぁ、監督らの音声解説くらいLD版のじゃなくて新録してもいいんじゃねぇの? もぅ改めて話す事は無いかもしんないけど、リメイクやその続編も製作されてるんだからそういう時代状況の変化も含めての今ってすべきではなかったかなぁ… っと。
 
 あと、出来れば音声解説にも字幕が欲しかったトコロですが… まぁ本編に初めて英語字幕が付いていますし「STILL GALLERY」はスキャンし直したのかUK版収録のモノよりも綺麗になっていますし、PAL版特有の早回しになっていた監督の音声解説も通常スピードで聴ける、そして何よりもまず綺麗な状態で『The Texas Chainsaw Massacre』が観られる、所謂クラッシックでこれだけの特典がついている状態のほかの作品と比べるとお手頃価格、って事を思うとこの商品単体で考えればオススメ出来る品ではないかな? って気はしました。
 
 これだけ色々な会社の権利が錯綜したモノを更に錯綜させたかのようなこのDVD、どうせ日本版がリリースされたっていいとこ本編と音声と劇場版予告程度の1枚組で5,6千円って事になって嫌な思いをするくらいなら日本語字幕は付いてないけどファンならば、興味のある方ならば、サックリこのDVDを購入するのがいいんじゃぁないんでしょうか。記事ではやや批判げではありますが、それは私が既にUK版を所有していて*2特典のダブリとかがあるからってだけですからあんまり気にしないでくださいね〜
 

*1:通常劇場用映画は35mm

*2:いやでもメニュー画面とかいいんですわコレ(笑)