『僕と王様』にしかわたく

　
　何の映画について調べていたのかは忘れてしまったのですが、その際に出会ったのが氏のイラスト映画ブログ『こんな映画に誰がした？』だったんですが、そこでの氏の感想は私と同じではないんですけどもだからこそ面白く、そしてイラストの愛情の偏り方がとても素敵（笑）で時折コメントさせてもらっているのですが、そんなにしかわ氏の単行本

僕と王様

　を購入しようと思ったものの、アマゾンの中見を見る限り私が思いっきり苦手な自己愛滴るオゲージツなガロ系？って感じで迷ったものの、氏の公式ＨＰ『でんぐりかえってまたあした』にあるイラストを見た瞬間、何とも言えない…　不安とか切なさとか暖かや寒さやらをヒタヒタと感じてオーダーして本日到着。
　
　で、感想なんですが…
　
「僕と王様・蜜街」「ペロンの降る夜」「ノーチェ・ブエナ」「イレブン・イヤーズ・オールド」「魂拾い」「僕と王様」のどれも苦手なんですよ、でも苦手なんだけどまさにマンガならではコマ割りと間、そして絵に自分の心がグラリとくる瞬間がどの作品にもあるんですよ。ただ、これはこない人にはもぅ全然こないものだと思うのと…　これはもぅ私の好みの話なんですが、どの話も絵で語られて伝えているのに台詞で更にって思えたのがちょっと勿体無いなぁ…　と思うんですよ、ええ、でも、この単行本に描き下ろしされた「総天然色・僕と王様」の絵がもぅねぇ…　なんかツボというか、ふと息を呑んだ私を訝しげつつ本を覗き込んだ妻も思わず…　って、あぁもぅ何書いてるか解らなくなってきたけど、
「私は買って良かった」
　ええ、そういう事です。
皆にとは申しませんが氏の公式ＨＰのイラストに何か来てしまった人にはオススメしますよ〜