『See No Evil (2006)』

 
 WWEがレスリングファン以外の若者層への宣伝も兼ねて製作されたKaneことGlen Jacobs(ゲッ! 妻と同い年ってか!?)主演映画『See No Evil (2006)』がアメリカで5月19日に公開されて週末の興行成績が発表されたが初登場6位、Yahoo! MoviesのUser ReviewsのAverage User Gradeは「B-」という、R指定のホラー映画ではそれなりのオープニングだったのでDVDでの購入はアリかなぁ… っと思ったりして。
 
 もちっとデータ的な事で書くと、
原作が無い、R指定、ホラー映画、って事で劇場数が上位の3分の1以下という状態での中での6位… 上位は

  1. The Da Vinci Code
  2. Over the Hedge
  3. Mission: Impossible III (先週の1位)
  4. Poseidon (先週の2位)
  5. RV (先週の3位)Sony Pictures Releasing

 ってので、しかもSony Pictures、Paramount Pictures、Warner Brosというメジャーに対して自主系のLions Gateでは制作費も宣伝費も段違いに落ちるというのにこういう成果になってる、ってのは単純に凄いんじゃぁないかと。
 また、ユーザーの評価なんてのはあんまりアテにならんっかお国柄の違いみたいなのも出るにしても… 映像的に似た『Saw (2004)』のAverage User Gradeが「B」、2006年初登場1位を獲得したホラー映画『Hostel (2006)』が「C」、同じく2006年初登場1位獲得のTVゲーム原作の『Silent Hill (2006)』が「B-」、って事から見ても解るとは思いますがそんなに悪いもんじゃぁないんですよ。
 
 まぁ『Royal Rumble 2006』に収録されてた特報っか予告編が『Saw (2004)』ちっくなトーンで好印象を持ってた、ってのはあるんですが少なくとも『Doom (2005)』よりは期待してもいいんじゃぁないかなぁ… 意外性も独自性も無くても手堅くやってくれりゃぁいいし、そういう点で監督のGregory DarkことAlexander Gregory Hippolyteって人はこれまでTVか
『ミス・ジョーンズの背徳'95/地獄 (1995)』
『アニマルインスティンクト/不倫願望ジョアンナ (1992)』
ビバリーヒルズ・エクスタシー (1991)』
『トレーシー・ローズ&ジンジャー・リンin ニュー・ウェイブ・フッカーズ/序章・禁じられた果実 (1985)』
 ってエロを多く手がけてるんで、ケレンや監督の味は薄くても手堅くやってくれるんじゃぁないかなぁ… っと思うんですけどねぇ… ま、実物を観ない事には何とも言えませんけどね(笑)。