『皇帝ペンギン』はアカデミー賞に非ず。

 
 私、今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を『皇帝ペンギン』が受賞、というの知った時、
「ドキュメンタリーと映画との区別もつかんのかボケナス!」
 と思いガッカリしたものです。
自然にも動物に敬意も愛情も無い、ダラダラとした自分語りズリセンの、カッタルイ&安いBGMといい、なんであんな映画が… っと思っていたんですが、

 
 長編ドキュメンタリー部門が『皇帝ペンギン』だといのは納得いかない。『皇帝ペンギン』はロマーヌ・ボーランジュや石田ひかりがペンギンの声を当てており、擬人化した鳥のラブストーリーが展開するわけのわからんドキュメンタリーです。こんな映画が何故オスカー…と思いきや虚馬ダイアリーの窓の外さんからの情報ですが、今回受賞したのは『皇帝ペンギン』の英語版で、モーガン・フリーマンがナレーションをしており擬人化はしていないそーです納得。
 
 『破壊屋』より
 

 ってのを知ってビックリ。
調べてみると確かにそのようで。DVDでの比較になるが、フランス版が85分、それを元にした日本版が86分、なのに対してUS版は80分、っと5分短い、とか色々な差異があるからこそ、今回のアカデミー賞の受賞作は『La Marche de l'Empereur』ではなく『March of the Penguins』だった、っと。
 
 って事は…
 
 日本版DVDがUS版を収録しているのなら兎も角、そうでないのならば「アカデミー賞受賞」という宣伝文句は嘘、でありますな。そうかぁ〜それならまぁ… っと溜飲が若干は下がるものの… 確認の為にUS版DVD、購入するべきなのかなぁ… う〜むぅ…