『ベスト・オブ・ヴァンデンバーグ』

 
 駅からの帰り道にフト、HARD OFFに寄ってみる。
あぁ今まで見てなかったけどLPの棚のジャズコーナーって充実してるなぁ… ロリンスの主だったアルバム全部あるじゃん… ポスターがわりにジャケ、部屋に飾ろうかなぁ… とか実にどうでもいい事を考えつつCDの棚に回ると

ベスト・オブ・ヴァンデンバーグ

ベスト・オブ・ヴァンデンバーグ

 が置いてあるのを発見。
オランダのHRって物珍しさのあったバンドだったが確か3枚目をリリースしたかしないかで解散しちゃったバンドにベストなんてなぁ… っと思いつつも、これも縁だよ給料日だしな今日、っという事で購入する事に。
 しっかし、
私のフェイバリットである『WAITING FOR THE NIGHT』も収録されていないベストなんて一体どんなんだろう? っと店から家までの帰り道に早速カーステレオにセットしたんだが…
 
 カッタリぃ…
 
 ステージ映えするエイドリアン・ヴァンデンバーグではあったがプレイ自体は特に印象が残るものでもなし。あえて言うなら【ポップなんだけど、どこか野暮ったい】って部分こそが味だったのに、野暮ったいナンバーばかりで気分が白けて白けて… って事で家に帰ってから
誘惑の炎

誘惑の炎

 を聴く。
やっぱり野暮ったいし、テーマやコンセプトの無さ等のアラもあるけど、感傷ではなく今聴いていてやはりコチラの方が楽しい。『FRIDAY NIGHT』や『TIME WILL TELL』の明るさ、『THIS IS WAR』『FIRE』『ROCK ON』のコテコテさもあるからこそ『DIFFERENT WORLD』等も活きるというのになぁ…
 意余って力及ばずげな… 今ならFOZZYっぽい?(笑)… 部分も含めてなんか聴いてしまうんだよなぁ… 思えば呑気な時代ではあったもんだがニルヴァーナ以降の辛気臭さや言い訳or説教げなのの氾濫に嫌気がさしてHRやHMから遠ざかった私からすれば、この呑気さは単に懐かしいだけではなく、今のような御時世だからこそホッとするんですけどね…