『ドッジボール』を観ましたよ。(映画雑記)

 
 んで。
 
<font size="5"> レンタルして観た翌日に
 日本版セルDVDを新品で購入〜(笑)</font>
 

ってぐらいにテンポがいいわ笑かしてもらえるわ実に楽しい作品でした。
ヴィンス・ヴォーン主演作は初めて観た私ですが、崩れた雰囲気は地でしか
ないのかもしれないけどイイ感じだったのに対するベン・スティーラーの
コテコテでありながらも映画を壊さないパフォームは堪らんッ! 元々器用
だとは思っていたベンですが、器用さと理詰めの巧さも併せた人なんだな…
っと思ったですよ。
 
 ただ、翻訳が、ねぇ…
 
 一番で気がいいのは日本語吹替えなんですが、「木こり→与作」ってのを
はじめとしてやや日本人向けにとのアレンジの匙加減が好みの分かれるトコ
かと。ただ、一番ラインに近いのは間違いなく日本語吹替えです。
 スラングやセクシャル方面のワードを殆ど訳さない一般訳は、ストーリー
展開を追う分には悪くはないけど面白味は無し、と言ってアブノーマル訳の
方は、言ってない言葉をあえて挿入してまでわざと下品にしているのはどう
かと。ここらはバランスだと思うんですが、どれも匙加減はよろしく無いん
で観るのなら字幕ではなく吹替えがオススメなのが本当に残念ですわ…
 
 確かに翻訳ってのは難しいものだと思いますが、何事も過ぎたるは及ばざ
るが如し… ではないかと。料理で言えば素材の良さを手間やソースで殺し
てしまうのは勿体無いじゃぁないですか。
 勿論、戸田奈津子のように折角の素材(本編)の上にゲロをぶっかける様
な真似は最悪ですが、ちょっとフレイバーっか細工の加減を間違えた感じな
のは本当に残念だなぁ… っと。