「映画の感想・2つ」

 
・『最‘狂’絶叫計画 (SCARY MOVIE 3(2003))』を観る。
製作スタッフが一新され、前作『最‘新’絶叫計画 (SCARY MOVIE 2(2001))』
より品が戻った分、気楽に楽しめる馬鹿映画になっていて。まぁそれでもエロや
ゲロには困らんのだが(笑)、要はそれをウリにしてないし逃げにしてない分、
映画として観ていて気分が悪くなかった、って言った方がいいかな?
 まぁ買うまでもない、まさにレンタルしてきて酒を飲みながら
「ばっかでぇ〜!」
 って笑っておしまい、ってのも必要ですよ、ええ。
 それで充分じゃぁないですか!
 
・『恋の門 (2004)』を観た。
 脚本監督の松尾スズキの初映画、ってよりも松田龍平目当ての作品、でしたが
その意味では目的は達せられたかと。相変わらずカツゼツが悪いのが難点ですが
お父さんからもらった遺伝子と本人の努力がいい形で出ていると思うですよ…
これに比べれば『御法度』がいかに大島のズリセンだったかがよく解る。
 いやぁ走る姿の美しい事! 情念の漂う雰囲気の妖しいことったら!

 まぁ映画としてはややとっ散らかった、絞りきれてないイメージはあるものの
全体的には悪いものではないんで
「これは編集のお陰かなぁ… 」
 っと思って調べてみると『ピンポン(2002)』『みんなのいえ(2001)』等の編集
をした上野聡一氏なのが解ってなんとなく納得。
 ぶっちゃけ、松尾スズキには微妙だけど、松田龍平には次回作も期待!