「ガッカリしました」(『皇帝ペンギン』感想)+HP

 予告編の画面に惚れて、カケラもフランス語が解らないというのに(爆)
Amazon.frにオーダーをしてしまったDVDが、金曜日に到着したので観た
んですけどねぇ…
「手間も暇もお金かかってはいるのはよく解るが、愛も無ければセンスも
無い、とても残念な作品」
 という感想になりますかのぅ…
 
 南極の皇帝ペンギンの繁殖シーズンに絞ってのドキュメンタリーと思って
いる人も多いかもしれませんが、結局、監督がペンギンを擬人化しての親と
子のドラマってした映画ですから、南極の美しさも厳しさも中途半端ならば
ペンギンに対する情もあまり無いんですよな。むしろそれらは背景や要素で
しかなく、どこまでいっても監督にとっての親と子の情、ってので、監督が
必要だと思えはフイルター効果による着色やらもバンバン行ってるし、ナレ
ーションもどんどん入れて… って、むしろそれが基本だし。
 
 自然の雄大さ、過酷さ、そして優しさへの畏敬を抱いた『DDEP BLUE』など
と比べると、この作品は監督の一人よがりの世界であって、それが面白いの
ならばまだしも凡庸で、自然への思い入れがあってもこの作品は不要、って
なってるんで、いくら素材のペンギンらの様子がよく撮れていてもな…
 
 大体、子供が誕生するまでの長さと子供が生まれてからの短さといい、
なんか「親は苦労してんだぞ」って言いたいだけなんとちゃうんかコレ…
 っと思ったんですが… まぁ詳しくは来週UP予定のレビューにて(笑)。

 でもねぇ…
これまでPAL版オリジナルの美しさに圧倒され、感動してきた私にはこの
DVDは大して綺麗でもなくて本当にガッカリしました。モノは悪くないん
ですけどね…
 まぁこれならわざわざフランスから個人輸入する必要も無かった、っと。


 <a href="http://members.at.infoseek.co.jp/dreamfast/jouosk0506top.html">HPの大阪旅行記を更新、完結しました。</a>
 いやぁ、忙しかったとは言え、間を空けてはあきませんなぁ…