切ねぇ…

 
紙のプロレス』を購入。
かつては山口昇、吉田豪、中川画伯、掟ポルシェ氏など、中身が濃い
雑誌だったが何時の間にやらターザン山本やジミー鈴木や田中正志等
の業界の寄生虫どもの自慢っかズリセン文が載るようになるわ、先の
4氏のスペースが減るわ無くなるわ… って事で買わないようにして
いたんだが、今回は別。橋本という男の面白さをこれでもか! っと
教えてくれたのは紙プロだったから、是非とも『紙の橋本真也』増刊
を出してもらいたい気持も込めて購入。
 
 余談だが、
普段会社の近くの本屋やコンビニには名古屋でも一応ビジネス街だか
らかもしれんが週プロもゴングも置いてないから、ちょっと歩いた先
にある本屋で両誌の今週号と橋本の追悼号を立ち読みしてみたが…
 週プロ、一頃に比べればマシになってるかも?
ゴングは駄目。チンケな実話雑誌みてぇな体裁&出会い系広告だらけ
なのもウンザリだし、棚橋のマンガ、アレは何? 判決文読んで怒り
にかられたあの事件を綺麗事ですか… 馬鹿じゃねぇの? 今更取り
上げるんだから覚悟してやればいいものを… あと写真が汚いし今週
の表紙のインパクトも意味も薄いよなぁ… って余談はさておき、
 
 追悼という意味では一番よく出来ていたと思う。
それだけのインタビューや人生相談などでの関わり、っ〜蓄積が一番
あった誌面だったから、ってのもあるが、変に記者のズリセンに陥る
事もなく、ありし日の橋本を偲ぶいい写真のセレクトといい、本当に
増刊号を出して欲しいよなぁ… っとつくづく思いつつ、やはり読み
進むにつれて、切ねぇ…
 
 あと、ミスター・ヒトのインタビューで、
「橋本が海外遠征中、ジミー鈴木に煽られてカードで大散財した」
 って橋本伝説の後の話がねぇ…
当時の社長の坂口氏に半額だけ返済しろと言われた橋本が
「ただならいいけど、半額って何ですか! じゃぁ全部払いますよ」
 と言い張って結局全額支払った、ってエピソードもまた読んでいて
切ねぇ… 黙っていた、って偉いよなぁ… 橋本という人間が本当に
御人好しなのがよく解る。
 
 そして、だからこそ、ジミーとかいう業界の寄生虫に腹が立つ。
ジャーナリストは屑だし下衆だからこそ商売として成立しているが、
オフ、プライベートとビジネスを分けれない自己中のオッサンに寄生
され、飯の種にされた挙句にズリセンのネタにまでされちゃぁなぁ…
 
 切ねぇ…