『WWE WrestleMania XXI』の雑記。

 本編だけで4時間以上なのに、映像特典とボーナスディスクの『HOLE OF FAME 2005』
まで2時間以上ってボリュームが贅沢な『WWE WrestleMania XXI』のdvd、一体…
全部観れるのはいつになるやら… まぁボノvs.ビッグ・ショウは観ないけどさぁ… と
言っているだけでは未観賞のdvdが溜まるばかりなのでポツポツと観ているんですが、
面白いのが「GOES TO HOLLYWOOD」にちなんで製作された映画パロディのCM集。
 収録されているのは
 
・『フォレスト・ガンプ/一期一会』(Forrest Gump(1994))
 リーガル & ユージン

・『ブレイブハート』(Braveheart(1995))
 トリプルH & リック・フレアー

・『ア・フュー・グッドメン』(A Few Good Men(1992))
 ジョン・シナ VS. J.B.L

・『グラディエーター』(Gladiator(2000))
 SCSA

・『氷の微笑』(Basic Instinct(1992))
 ジェリコ、ベノワ、クリスチャン & ステイシー with ...

・『パルプ・フィクション』(Pulp Fiction(1994))
 エディ & ブッカーT

・『ダーティハリー』(Dirty Harry(1971))
 アンダーテイカ

・『恋人たちの予感』(When Harry Met Sally(1989))
 カート・アングル & モーリー

・『タクシードライバー』(Taxi Driver(1976))
 上記に登場しなかったWWE SUPER STARSの方々。 
 
 の全9本。
普段のリングやバックステージのスキットなどでの巧さに加えて配役のおかしさやオチの
面白さ、ちゃんと元の映画が解るくらいセットやらを揃えている点といい、流石エンター
テイメントのお国だけはありますな… っと感心しつつ大笑いしたんですが今日はこれら
を観て思った事をつらつらと。
 
1・元ネタの選考基準は?
 ロック様の自伝によれば10代後半から30代前半までをWWEの中心視聴者層として
ターゲットにしているそうなのだが、どうもこのラインナップからいくともぅ少し上の層
を狙ってないかなぁ… それに全体としてマイナーとは言わないが決してメジャーとも思
えないんだが… っと。新規視聴者獲得、開拓って点からいっても例えば『インディペン
デンス・デイ(1996)』なりWWEを好むであろう層向きの映画で最近の作品ならもっと
色々あるだろうに、何故こういうラインナップになったんだろうなぁ? っと。 
 
2・台詞が…
『ダーティ・ハリー』では「Go ahead, make my day.」じゃないのかなぁ…
なんで『タクシードライバー』から「Are you talk to me?」なんだろう?
 …などと思うのは映画好きだからかもしれませんけどね。
ただ元ネタを活かしつつ台詞を巧く替え他のと比べると、特に『ダーティ・ハリー』のは
決め台詞だと思うんで残念だったな… それとも実は本国では別に何でもない台詞だった
のか、何か問題があるのかなぁ… などと。
 
3・テイカーさんが持つと、44マグナムもデリンジャーにしか見えない(笑)。
 最後に手にするポンプアクション式ショットガンも警棒か子供用バットに見える(笑)。
 
4・ジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)役のブッカーTは反則(笑)。
 この人、時々ヒールターンするけど、どう見ても似合わない。ツッコミ役のロック様が
いた頃のブック様時代のおかしさやゴールドダストとのコンビなど、この人の表現ってば
笑いの方が向いているように思えるんですけどねぇ…
 
5・シナは顔が堅いなぁ。
 まぁそこを逆にロボット・ギミックとしての価値としたトム・ハワードのセンスがある
んでしょうけども。ただ、眼から上にかけてがちょっとなぁ… 軍人役ってのはその点で
似合うんだろうな、っと。
 
6・欲を言えば…
 映画繋がりなんだし『Royal Rumble 2005』のジャケにもなっている『ウエスト・サイ
ド物語(1961)』のパロディも収録して欲しかったなぁ…
 
『グライディエイター』の皇帝は、ヴィンスにやって欲しかったなぁ…