「未知の世界」(日記っか雑記っか)

 マンガ家のみずしな孝子氏は大のジャッキー・チェンのファンだそうで、出会い
は小学生の時にTVで観た『酔拳』で、その勇姿に古本屋でパンフを買い漁り、部
屋をジャッキーのポスターで埋め、フェイバリットの『プロジェクトA』に至って
はビデオも含めると50回は観て主題歌を広東語で歌えるそうだが、その様をして
【ジャッキー風邪に罹った】と書いてるのには凄く笑えたのだが…

 週末、『少林寺』を妻と共に観た。
「ひょっとしてコレ、私が劇場で観た時のフイルムより綺麗じゃねぇの!?」
 って思うくらいに美麗な版だったのもさる事ながら、京劇的でない武術的な動き
の数々… 例えば蹴りにしてもフェイントが入ってたり、腿までのスピードと膝か
ら下のスピードが違うとか… ってのに
「あぁ、コレは買ってよかったなぁ… 」
 っと観終えて満足したのですが、妻が罹りました、少林寺風邪(笑)。
まぁ正確には「棍」風邪ですが、観終えてもぅなんか落ち着かないでネットで検索
したりして、やれ少林寺拳法支部が近所にある、全中国武術大会のdvdが売っ
ていた、ネット通販で剣も棍も買えるだの、もぅ熱病もいいとこ(笑)。
 元々妻は中国の文化っかデザイン的なモノが好みで『西遊記』や『封神演義』を
読んだり、カルチャースクールで太極拳を習ってたりアレコレとしてはいるけれど
こういう風に燃えてる様を見ると、何事もそこまで燃え切れない私自身がちょっと
寂しくもある。


 まぁそんな妻の為に何かYesasiaで「棍」の演舞とかのVCDだかDVDが無い
かと調べてみたんだが、これがもぅ数、多過ぎ。考えてみれば
「剣術を習いたい」
 って言ったって天然理心流だの流派は一杯ある上に、その流派内で剣術だけでは
ない様々な武芸、武術があるものだが… ってのを失念していた。一口に「棍」を
扱う武術にしたってそれぞれの流派、体系の中での武芸、武術の1つであるんで、
ザッとチェックしただけでも少林、猿拳、蟷螂、等ナドの「棍」の解説モノがもぅ
ヴァーッ!って表示されてもぅ何が何やら。多分、『少林寺』では正当な少林系と
言うよりも酔拳棍術の方が多かったんだが、はてさて…

 っと、調べ物で潰れる週末。
しかし、未知の世界を知るのは面白いんで全然オッケー。ちょっと広過ぎるて見当
がつかないトコもなんかオモロイ。