「ザッと連休に観た映画の感想」(映画雑記)
ポツポツとお買い物に出かけた以外は妻とdvd観賞をするかDQ8の攻略を
するか、って映像まみれを除くと寝ておりました連休。まぁ風邪ッぴきだし、前
の日記にも書きましたが花粉症まで併発されては… って事で観たのは
・『華氏911』
プロパガンダとしてのメッセージがシンプルなワリに、素材と展開があんまり
整理されてないのが勿体無い、と言うか…
「クリントンの後継者よりはマシだと思ったからあの時ブッシュに投票した」
というムーア自身の反省なり、もっと個人的なトコからの展開の方が… それ
こそ『ロジャー&ミー』のようだったら…
・『ブレインデッド』
初見の妻も笑っていたので一安心。っか久々だったけど結構な衝撃っか笑激的
な作品でしたなぁ…
・『呪怨(Vシネマ版)』
ここからのスタート、この版が一番怖いって事だったが… ま、普通。
【禁忌の場の怪異】である本作と【禁忌の場より拡がる怪異】とした劇場版とで
比べるとまぁ好みの問題になるかなぁ? やってる事はほぼ一緒だしねぇ…
・『昭和歌謡大全集』
タイトルが出るまでは現代日本版『時計じかけのオレンジ』かと思ってたんだ
けどね… イメージにしろテーマにしろ脚本家が原作から抽出し再構成したのを
理解出来てないのかやりたくなかったのか知らんが消化不良っか迷走してる印象
しか残らん作品。っかミュージカルにしなきゃ嘘だろ、コレは。
・『Napoleon Dynamite』
難作。テーマとかメッセージとかメタファー探しで映画を観る人には凄く辛い
作品と思う。ゴダールみたいに自分でも解っていない事を解ってるフリしてやる
難解さではないが、エピソード1つ1つだけでなくその羅列そのものをどう解釈
してもあまり意味が無い上にローテンションで淡々としていて、ドラックやアル
コール、セックスだけでなくF−word抜きの片田舎の閉塞感としょぼくれた
日常でいながらルーザー映画でも無し… なんか観終えて「三人の盲と象」の話
を思い出したけど、それでいて嫌いじゃないんですよこの映画… って説明じゃ
ワケわからんでしょうけど、私もよく解らんのですよ、でも嫌いじゃないんです。
『レニングラード・カウボーイズ/ゴー・アメリカ』を観た時よりは混乱しては
いないけど… いやしかし、コレ、何で去年アメリカであんなにウケたんだろ?