「最低映画の話題・2つ」(映画雑記)

アカデミーの前日に発表されるゴールデン・ラズベリー賞、今年も結果が出たが、
『ワースト作品賞』、『ワースト主演女優賞』、『ワースト監督賞』、『ワースト
脚本賞』の4部門で受賞した『キャットウーマン』って実は私、なんとなく観て
みたい映画なんですよな。ティム・バートンの『バットマン・リターンズ』からの
スピンオフって事じゃなきゃもちっと評価されていたんじゃぁないかなぁ? って
気がしなくもありませんが… って多少擁護の気持になるのも監督のピトフは前作
ヴィドック』で私的にそれなりに楽しませてくれた人だからなんですよな。
 なんかジャン=ピエール・ジュネみたいに後年のdvd音声解説で
「あの時は… ハリウッドでは… 私は頑張ったんだが… 」
 っと文句タラタラになるのでしょうかね?(笑)
 まぁまだ2作目だし、頑張ってもらいたいもんです。


 って一方で。
04年の邦画界を阿鼻叫喚の地獄絵図に叩き落した作品『デビルマン』の監督の
<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050228-00000002-mai-peo">那須博之さんが御亡くなりになられました</a>が、己の死を感じながらおそらく撮影前
の時点で既にロクなもんにはならないであろう事は解っていながらを撮影していた
心境ってどんなもんだったのか… 案外、何も考えていなかった気もしなくもあり
ません。ただ今思うのは撮影は既に終わっているという『真説・ターガーマスク』
を無理に編集して公開し、『デビルマン』のようにもしかしたらあったかもしれぬ
実写版製作の希望を、野望を、情熱を持っていたクリエイター達の未来を木端微塵
に破壊するような事はせず、とっととフイルムの処分を願うばかりです。

 実は『ビーバップ・ハイスクール』シリーズ以外にも10本くらいウッカリ観て
いた那須監督、私的にはこの人は職人監督ですらない、会社の意向と要望にだけは
忠実なサラリーマン監督だと思ってました。新日本で言えばナガタさんですな。
 実績はそれなりにあるかもしれんが致命的につまんないしブサイクで独自性皆無。
そんな人間にタイガーマスクのような情念の物語なんか撮れるワケありますかいな…
 

 <a href=""http://bbs.infoseek.co.jp/Board01?user=dreamfast-lj>ツマラナイ映画を観る事はしません。金以上に時間の無駄は嫌なんじゃぁ私。</a>