「ガチバカ」(映画雑記)

『Thriller - A Cruel Picture (1974)』をようやく観終えまして… 感想は次回のHP更新時に
書いておきますが、『コフィー』などの本場アメリカの復讐モノと比べるとワリとノンビリした映画
でホッとしたです。とは言え、あの目潰しのシーンは流石に『アンダルシアの犬』とか『死霊の罠
とかを思い出して嫌な気分全開でしたが、なんのかんのと言って主人公が悪党を自分の手で皆殺しに
出来てのVengeance達成、ってのですから良いよなぁ… 酷いのは本当に、観客に恨み辛みを吐き出
して、兎に角、ただただ人を不愉快な気分にさせるためだけの映画、ってのもありますしな。

 そんな『Thriller - A Cruel Picture』でしたが、途中の鍛錬シーンにて、
「この技術って、女性が使っても有効なのか?」
「それともこれは当時の技術体型、理論的にアリか?」
 とか何時の間にか考えてる自分のガチバカさ加減に苦笑しましたな。
でも『Ong-Bak』や『Beautiful Boxer』等、段取りをしていてもガチガチに打撃が当たりまくりで
失神による撮影中断もあったような映画とかを観てると、『MATRIX』や『Charlie's Angels』等の
ようにゲーム的でもいい格闘シーンを除けば、ワリと退屈しちゃう場合が多いんですな最近。

 勿論、映画におけるアクションシーンにはリアルよりもリアリティが大事だと思うんですが何か
こぅ… 香港組頼みっか言いなりになっての振り付け主義はあんまりノれんのですよね… その振り
付けをこなす為のトレーニングの大変さなどは私にも分かりますよ、分かるんですけどね、殺伐とし
てない格闘シーンってのはどうも、ねぇ… っと。

 いやその、単に殺伐なだけなら路上の喧嘩モノでも観ればいいんですが、そういうのではなく映画
としての必死さっ〜のかな、逼迫、緊張、殺伐さが無いともひとつ、甘い絵空事になっちゃうんじゃ
ないのかなぁ… と思うのもガチバカの意見なのかもしれませんが(苦笑)。
 
 
 
(しかしここの日記に限らず、入力フォームでは改行位置がピッタリの筈、なんだがなぁ… なんかキモチワルイ)