「『DRUMLINE』は面白かったですよ」(DVD記)

 流石に3分の1程、英語字幕を表示させていてもワケわかんない部分が
あったものの、約2時間、退屈もしないでツルっと観れた『DRUMLINE』。
 全てがクライマックスに向けていて、見終えて積み上げられているけど
絞り込まれている印象があって、こういうのは気持ちいい。付けようと
思えばいくらでも泣かせる話、色恋沙汰、挫折ナドナド色々エピソードを
加えられるが【大学のサークル入会儀式】以外は無いんじゃないかなぁ?
 あと、クライマックスが真っ向勝負なのがいい。
主人公が事故とかのトラブルに巻き込まれて… ってのでもないし、相手
のミス待ち、ってのでも無い。兎に角、真っ向! 小細工無し!

 加えてパフォマンス・シーンの見事さと画面の綺麗さ… 普段の日常の
風景もなにげなく綺麗だし… ってので観終えて
「面白かった!」
 と素直に思えた作品でしたな。

 とは言え、
ジャック・ブタックの個性で出演者も製作者もブチ抜けちまった爽快感の
あった『The School of Rock』と比べるとやや喰い足りない印象があるが
あのパフォーマンス・シーンだけで… 繰り返して観る事を思えば送料込
で約$24は安いかな? って気分ですな。特典も満載だし。


 しかしちょっと疑問なのがコレにしろエンドロールでは「DTS」が
表示されてるけどDVD版にはDTS版が収録されていない、ってのは
疑問だなぁ… それだけ容積、一杯一杯なんだろうけどスパニッシュか
フレンチのどっちかの音声をカットしてでもDTS収録、して欲しいな…