「粗末」(プロレス雑記)

 思い返せばWM20にて、
メイン戦の終了直後にもぅその日のハイライトが会場で流されて本当にビックリした。
いくら打ち合わせがあったとしてもライブである以上、何が起こるのか解らない以前
に、使う予定のスポットらが使える素材レベルであるかどうかも解らない、ってのに
WM20のテーマソングにバッチリ合ったカッティングのリズム、適切さにシビれた
上に、そのハイライトの最後がOPプロモの最後に繋がっていたのにはもぅ脱帽。
 台本なり進行表があったところでカメラマンの役割分担とスイッチャー、そして
カッティングのセンスが無ければいい映像ソフトにはならないし、そもそもの素材が
それに負けないものでなければならない、って事をあらためて会場で思ったものだが…

 アサヒ芸能に『ハッスル2』の台本が流出、っていかにもアングル的な記事を確認
するためコンビニで立ち読みをしてみたが、
「っかコレ、進行表の案でしょ?」
 と多くの人が思ったに違いないようなシロモノに呆れる。

 日本のプロレスがどうなろうと知った事じゃないし興味も無いが、『ハッスル』が
やろうとしているのが力道山時代から続く興業形態の構造改革とプロレスという芸能
への付加価値、ステータス作りだと解釈していたんでとりあえず観る気は当分無いが
支持はしたいと思っていた。しかし、外科ではなく内科的な膿み出し手術をする必要
はあるんだろうが、その時期や何故そうしたのか、その方法でいいのか? ってのも
不明な上に術後のケアも見られないようではなぁ…

 まぁ私は高田が昔っから嫌いだったから余計に
「何で高田が絡んだり触ったりする団体は軒並み駄目になるんだろう?」
 とも思うのだが、多分、来週発売のプロレス誌がこれを無視か百叩きするしか
出来無いのも含めてお粗末だよなぁ… と思った水曜日。