「君かて」(夫婦善哉)

 私にとって
「好きなプロレスラー」
 とは、
「天賦の体躯と知性と『華』」
 を
「日々の努力と鍛錬」
 で磨き上げ、
「勝敗はどちらでもいいが試合をして、
 自分も相手も価値を落とさない、
 出来れば両者共に僅かでも上げれる」
 って条件になる。

 この条件に該当するレスラー、となると

 ヴィンス
 カート
 テイカ
 Y2J

 くらいしかいないのね。まぁ、次候補として

 ロック様 
 ストーンコールド
 エディ・ゲレロ
 クリスチャン
 フレアー
 レスナー

 ってなるかなぁ、私の場合わ。
ベノワやビッグ・ショウ、ランスにリーガル先生等、私が魅力的に思えるレスラーは他にも色々いるけれど、でも
「好きなプロレスラー」
 となると、こうなってしまう。
「夫は贅沢者だ〜」
 と妻に言われるのもまぁしょうがねぇなぁ… と思う。
「わたしはあの世界にいる、だけでも凄いと思うよ」
 無論、私もそれに同感ではあるんだが… と、フと、
妻の好みを聞いてみるコトにした。
ハルク・ホーガンは?」
「なんかね… あの弱々しいフリんトコがなんかとっても
 ウザくてムカつくからイヤ。」
「ゴールドバーグは?」
「なんだっけ? シナと一緒で素人臭いからイヤ。」
「トリプルHは?」
「あ〜… 最初はカッコイイ♪ って思ったんだけど、
もぅそこから下ってくばっかりだし… 自分でもチャンと
何をしたいか? ってのがこんがらがってないかなぁ?」
「パパパンプ」
「トロイ。実物を間近で観れば迫力はありそうだけど」
 …
 …
 …
 妻よ、キミかて結構なもんやないけ。