「春は… 」(帰り道で拾った会話)

 
 てれてれと降り立つ駅のホーム。
春が近いのは気温だけでなく、この時間だというのにまだ
空が明るいコトでも感じられるんだが、そんな私の前を
歩く二人連れの女の子の一人が叫ぶ。
<font size= 4 color= red >「あ、今日28日だっけ!?」
「あぁビックリしたぁ! そうだよ〜 月末の金曜じゃん」
「やっべーよ、家賃振り込むの忘れてた〜」
「それマズくない?」
「マズイ」
「う〜ん」
「う〜ん」
「だはははははははははははははははははははははっはは」
「あ〜はっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはは」
「マジ、どうしよう?」
「どうすんの?」
「う〜ん」
「う〜ん」
「だはははははははははははははははははははははっはは」
「あ〜はっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはは」</font>
 
 
 
 春はもぅここまで来ているようで…