「早起きは三文の徳」と申しますが。

 目覚ましが鳴る1時間も前に目が覚める。朝、という
よりはまだまだ夜中といいた方がいいくらいに暗いが、
下手に二度寝して寝坊するのもナンなので起きてTVを
つけるとケーブルのチャンネルの1つ、CSN1で妙な
映画をやっている。古い映画のようで色あせているが、
どうやらミュージカルなんだけど曲はディスコ系っ〜か
ソウルっぽい歌とダンスで
 <FONT SIZE=6>登場人物、全部黒人。</FONT>
古い映画のようで色あせているが、どうやらミュージカル
のようだがディスコ系っ〜かソウルっぽい歌とダンス。
 小犬を抱いた主人公とおぼしき女性を
どこかで見たような… と思っていると
「ドロシー!」
 と呼ばれるシーンでチョイとビックリした。
「「オズの魔法使い」の黒人版なのか!」

 「ウィズ」とケーブルTVの番組表にはあったのだが
なんか観ていて落ち着かない、というか奇異な感じを最後
まで持ってしまったが、それは日本人が舞台で「風と共に
去りぬ」をするのと同じような事なのかもしれない。
 
 さて「ウィズ」なのだが、微妙に原作から変更された点
が少なくなく、旅の過程よりも出会いや友情といったもの
へとストーリーが寄っている。原作でオズがカカシやライ
オンやブリキの木こりに与えたものがあったが、
「それはもうあなた達は持っているじゃない」
 とドロシー(ダイアナ・ロス)に言わせているのに顕著
に現れているのではないか? と思う。
 
 まぁ、演技、映画としての絵、という2点でかなり難点
のある映画ではあったが、自分の中で色々と物事を考える
ヒントになった映画でありましたな。
「全部黒人による「オズの魔法使い」」
 というのにインパクトを私が感じた、というのも含めて。