「平和ボケ」

 今年、私の職場もあるビルに
「爆弾を仕掛けたぜ。金出せ!」
 という電話があって大騒ぎになった事があった。結局は
ダミーを使った偽装だったが一応爆弾処理車やらが来たり
一時ビルから退避させられたのでその日はロクに仕事に
ならずにえれぇ目に逢ったが昨今の御時勢ゆえか今朝、
「脅迫電話への対応の仕方」
 なる社内文書を渡される。しかし、
「驚いてすぐに電話を切らない(出来るだけ長く話す)」
 ってあぁ〜た、いつから逆探知出来るようになったの?
てのを始めとして、
「電話では次の事に気をつけてください」
 という項目で
「日本語ですか? (ナマリはありますか? どこの国の
感じがしますか?」
 ってあるけど、普通わからんぞなもし。
まぁ、「性別」「複数か、単独か」「団体名」「要求」
「背後の音」など他にも注意すべきポイントはいくつか
あるんだけど、理屈では正しいとは思うがそうそう対応
出来るものとも思いにくいのだが… まぁこれも給料分の
「お仕事」のうち、ではあるから注意はしたいんだが…
 
 でもね、
金融機関とはいっても、サービス業。そういうトコには
『黒い家』じゃぁないが「既知の外の人」が年に何度か
おみえになられるし、恐喝紛いやクレイマーと思しき方
など色々と濃い人が電話をかけてきたりもする。また、
愉快犯と「本物」の区別まで求められると困るんだが…
ってまず思ってしまった私は呑気な平和ボケだろう。