「ひょっとして… 」

 私の勤める名古屋支社(仮名)、
夏のボーナス商戦を全国でも上位の成績で終え、全社的
にも去年を大きく上回る業績をあげ、
「これでこの秋は少しノンビリ出来るかなぁ〜」
 と思っていた。
 
 んが…
 
 去年の業績から格付けが1ランク下がってしまったが
それ以来、問い合わせやらクレームの電話が殺到しまくり
で、えれぇ事になっている(涙)。
 これが全社的な状況ならばともかく、全体の総件数の
8割強を名古屋地域で占めている、ってな異常事態に
会議やら対応策やらにおおわらわ。しまいにゃぁ本社から
偉いサンまで来てのテンヤワンヤで、本来ならばヒマな
契約社員の私ですらも仕事の山に埋もれる日々(涙)。
 なまじ夏の成績が良かっただけに、
「これも、多分に土地柄もあるんだろうなぁ… 」
 と思っていて。 
 
 以前から、商売をしている人達からは
「情に薄くて、銭に汚い」
 という名古屋人評を聞いていて。曰く、
「新製品には手を出さない」
「値引きにプラスしてオマケをつけないと買わない」
「地元以外の人間には無茶な要求をする」
 だそうで、実際、丸井やら有名ブランドなど全国的に
有名でも名古屋への進出をしてない店はいくらでもある。
例えば新聞一つにしても、地方紙(中日新聞)の占有率が
全国紙よりも段違い、ケタ違いに高いのは名古屋だけだ。
 だが、だからこそ
「名古屋で成功すれば、全国どこででも成功する」
 だそうな。
 
 もしかして、本社の偉いサンの来名も…
 ひょっとして…