秋山成勲、9月電撃復帰も

 

 
 秋山成勲、9月電撃復帰も 謝罪文提出で谷川氏も「チャンス与えたい」=HERO’S
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20070903-00000016-spnavi-fight.html

 

 という記事を読んで
『健全な精神は健全な肉体に宿れかし』
 って言葉を思い出したりもして。
まぁこの言葉も必ずしも原文に対して正確な翻訳ではないらしい*1んだそうですが… ってのは兎も角、「3歳からずっと柔道一筋」*2と言うワリには「精力善用」「自他共栄」等と説いた嘉納治五郎の精神からは遥かに遠い態度、言動、経歴の彼氏の言う「柔道最高!」の「柔道」ってのは一体何なのだろう? JUDOであって柔道じゃないって事なのかもしれんけれども、それにしたってこの謝罪文*3と称する物は何なのだろう。
 
 一体何に対しての謝罪なのかよく解らない、ほぼ自分語りでしかないこんな文面で世間を納得させられると思っての公表、ってよりは、秋山という人間をヒールとして売り出す為のプロモーションの一環じゃないの?と邪推したくもなるような稚拙で、傲慢で、性根の腐り加減が滲み溢れる文面は読んでいて本当に気分が悪い。嘘吐きだろうが恥知らずであろうが厚顔無恥だろうが卑怯卑劣であろうが性根が溝腐りだろうがレイシストだろうがその事自体はどうだっていいし、そういう人間が指導するジムに自分の子供を預けている親がいる事もどうだっていい。それは自由だし、勝手だけど、
 

 
また、体の不自由な方々がいらっしゃる施設にも赴き、お話をさせて頂く事で健康である事のありがたみ、好きな事ができている喜び、そして命の尊さを改めて学ばさせて頂きました。


 

 
 ってのは最悪。最低。
 
 障害者は
「あぁボクはこんな片輪者じゃなくて健常者で良かった!」
 って手前ぇが五体満足でいる事の喜びを噛み締める為に生きている訳じゃないし、
「この人達と違ってボクは好きな事を好きなように出来るなんて幸せだな〜!」
 って自尊心を満足させる為の存在じゃねぇんだよ馬鹿野郎が。
 
 そう思うのは自由だし勝手だが、手前ぇの差別意識を謝罪文にまで丸出しにしてんじゃねぇよ。

 
 死ぬまで自分だけは五体満足のままでいられると根拠無く信じている能天気さとか、こういう傲慢不遜な輩というのは本当に腹が立つ。ほんの些細な事で、ちょっとしたアクシデントでその五体満足でいられる幸せも、健康でいる事の有り難味も、好きな事が出来る喜びも失われてしまう事は自分も障害者だからよく解っているし知っているしいくらでも見てきたからこそ腹が立つ。滅茶苦茶気分が悪い。
 
 しかし…
 
 自分が障害者だからこそ、日常の不自由、不便、不愉快、不利、様々な「不」を負っているからこそ、こんな下衆で破廉恥なレイシスト野郎であってもそのまま勘違い、考え違い・思い違いのままで済めばいいと思うんですよな。凄く、凄く、腹は立つんですけどね… ダシに使われる方も使われる方だとか色々思うトコロも無くもないんだけど…
 
 
 
 あぁ、不愉快だッ!