ガブリ日記、復活?

 
 もぅ『既視感。』で書いた事以上のコトは書く気が無かったし、ドメイン切れも2度目なんだからもぅ後はユーザー次第、放置でいいや… 私は既にはんてなに移行していて必要と思う人はコッチに来てくれればいいんだから… とは思ったものの、意外に困ってる人がいたようでかつてその「場」にいた身としては知らん振りってのも出来ないもんで適当に確認がてらアクセスしていたんですが、やっとこさ今日、復活?ってなっていて。
 やや表示が軽くなった?と思ったらリンク切れ多数で単純に復旧作業中でアップしてるデータが少ないからってだけなんだなぁ… 大変ですなぁ… っと思う一方でお知らせもお詫びページも無くなってるのもご立派なのだが改めて『ガブリ利用規約』を読んでみるといくら放置サイトにしても… って思う規約部分が少なくなく。以下、適当にコピペすると…
 

 
第6条 著作権の帰属先
登録ユーザーが掲載した内容の著作権は全て弊社に帰属するものとします。
 

 だからユーザーに何をやってもいい、ある日突然サイトそのものを消したトコロでユーザーが著作権を理由にクレームがつけられないよ、ってのを以下の規約で補強してるとしか思えないんですよな。だって

 
第7条 登録ユーザーの掲載情報
弊社は登録ユーザーが掲載した内容を弊社は定める所定の期間又は量を超えた場合、登録ユーザーに事前に通知することなく削除することがあります。又ガブリの運営及び保守管理上の必要から、登録ユーザーに事前に通知することなく、登録ユーザーがガブリに登録した情報及び文章等を削除することがあります。
 

 と、まずこうきます。
今後、イキナリ消滅してもユーザーは文句は言えない、っと。だってACCESS側が運営、保守管理上の必要で邪魔だから、って判断したんだからって事で構わないんですから。で、その際データが消失してもユーザーには著作権が無いから復旧も含めた被害に対しての対応等を要求する事は出来ないんですよ。何せ、

 
第2条 ガブリIDの登録
2.登録ユーザーは登録の時点でこの規約の内容を承諾しているものとみなします。
 

 とあるように、もぅ登録した時点でユーザーには義務はあっても権利は無い状態になってるんですから。でも運営側はまず

 
第8条 掲載情報の保証
弊社もしくはコンテンツ提供企業は、登録ユーザーに対し、ガブリを通じて提供する情報について、その完全性、正確性などいかなる保証も負わないものとします。
 

 とあるように、コンテンツ提供企業だけでなくACCESSさえもどんな情報を提供してもいい、っと。それらについてユーザーからクレームをつける事は出来ないんですよね。
 
 んで、どう運営しようとも

 
第9条 サービスの中断・遅延
1.弊社もしくはコンテンツ提供企業は運用上あるいは技術上、弊社がガブリの一時的な中断が必要と判断した場合、登録ユーザーに事前に通知することなく、一時的にガブリの提供を中断することがあります。
2.弊社もしくはコンテンツ提供企業は、前項の場合以外の事由によりガブリの提供の遅延又は中断等が発生したとしても、これに起因する登録ユーザー又は他の第三者が被った損害について一切の責任をも負わないものとします。
3.登録ユーザーは、システムの中断により生じた損害について弊社が一切の責任を負わないものとします
 

 とあるように、本当に継続する意思が無くとも態度さえ示している限りはユーザーにはほぼ完全に対抗手段は無くなるんですよな… この第9条は私がガブリを止める理由となった規約の1つなんですが、実際にドメイン切れまではまさか… っと思っていたのですよ。まさかそんな事をするワケが無いって。でもやっちめぇやんの。加えてその後の対応がまた酷くて前回のドメイン切れに対するお詫びページも削除してしまってる事といいロクなもんじゃないぞココは… っと思ったものですが、それが全然活かされる事無く2度目となったのもまさにこの規約があればこそ、でしょうて。
 んで、

 
第11条 登録ユーザーの責任と義務
2.弊社もしくはコンテンツ提供企業はガブリの利用により発生した登録ユーザーの損害全てに対し、いかなる責任をも負わないものとし、一切の損害賠償をする義務はないものとします。
3.登録ユーザーが本条に違反して弊社もしくはコンテンツ提供企業に損害を与えた場合、弊社もしくはコンテンツ提供企業は当該登録ユーザーに対して被った損害の賠償を請求できるものとします。
 

「第8条 掲載情報の保証」に念を押す形ですよな。ACCESSとコンテンツ提供企業はどんな情報を流しても構わず、その情報によってユーザーがどれだけ被害・損害を被っても知った事じゃぁない、っと。まぁカイジの世界とかハナからイカサマ有りの賭場だよって場所があるのは事実ですけども、ガブリという場はそういう場所なんだって宣言ですよな。凄いと思いません? 企業側はユーザーにどんな事をしても構わないけれど、ユーザーが企業に対して不利益だと判断されるような事をしたら損害賠償を請求するって言ってるんですから。
 で、トドメが

 
第12条 利用規約の改訂
ガブリが、本規約を変更する必要があると判断した場合、いつでも本規約の変更ができるものとし、ホームページの利用規約ページを改訂いたします。登録ユーザーは本規約が変更され、ホームページの利用規約ページが改訂された場合、変更後の本規約を承認し、改訂以前の利用に関しても改訂後の規約が適用されることに異議が無いものとします。
 

 って… ユーザーに通知もしないし日記トップにも表示しない状態での規約変更が自動的に異議無し承認、ですって。第9条、第11条と併せてユーザーはガブリを利用する限りは意義を申し立てる事は出来ないんですから仕方無いんでしょうな。
 また『登録情報の取り扱いについて』には

 
 ガブリでは、みなさまのプライバシーについて厳正に、オンライン上の保護,セキュリティにあたっていますのでご安心ください。
 

 としか無いし、既に第11条2項によって漏洩しようが転売しようがユーザーはガブリに対して文句は言えないんですよな。しかもそれは運営のACCESSだけでなくコンテンツ提供企業も、っという事を一体どれくらいのガブリ日記ユーザーが自覚してるんでしょうかね?
 
 いいんですよ、そういう「場」なのは充分に解っていて、それでもあの「場」に対する思い出とか愛情とかがあってあそこでやっていくって決めているのなら。それこそお節介もいいトコですし釈迦に説法だと思いますよ。自分でもクドイとは思ってますけども、でもこの規約、知ってましたか?
 
 コレを書いている間に「This Site Is Under Construction and Coming Soon.」表示になったから何かやっているんでしょう。「今月中の復帰を予定」ってなってるんですから今日アクセス出来て日記をUP出来たからといって安心出来るワケでもないし今後も運営していくという保障でも証明でもない事は自明なんですが… まぁ中途半端、適当ですよなぁ…
 もしかしたらあまりにあまりな利用規約が復活の際にコッソリと変更されているかもしれませんが、そもそも2回もドメイン更新を忘れるような運営しか出来ない会社との付き合いをするのかどうかをよく考えるべきなんじゃぁないんでしょうか。
 
『あるSNSの最期――ドタバタの末に幕を閉じた「UUME」』という記事、未読の方は是非読んで欲しいんです。確かに運営のACCESSとフェアオークスジャパンは違いますが、前回のドメイン更新切れも自社の株価暴落時で今回も同様?な事を繰り返す会社が、果たしてシステムとサーバーの運営費&管理のコストを既に過疎化状態だったトコの為にするのか? するとしても現在のメインは携帯向けブラウザ開発のトコで、果たして何時まで? どこまで? どのように? っという事を考えてみてもいいのではないでしょうか。例え復活をしたとしても、それが一体どうだというのでしょう? 確かに、復活してみたら凄く良い場所になるかもしれません。が、それまで何年もずっと放置をしてきた会社が一体いつまでそのサービスの意思と姿勢と品質を維持出来るのでしょうか?
 
 
 
 
 
 …っと、まぁ書いてみたトコロで、既に他の場に移っている人は移行しているし、残る人はその意思がある限りはそれが積極的であろうが消極的であろうが残り続けるであろうワケであんまり意味無いんですけどね。ただまぁ、いい機会じゃぁないんでしょうか? 今ガブリでしか出来ない事が本当にあるのかどうなのか。ACCESSという会社による運営に信を置けるか否なのか。いずれにしてもドメイン切れ2回目、次の更新が1年後か2年後かにせよ、10日以上の時間があったワケですし、その間に各々の指針って決まってやいませんかね? 決めてあるにせよいないにせよ、規約を知っているにしろ知らないにしろ、ガブリユーザーである以上は全ての責任も被害も損害もユーザーが負うしかないんですし、ね… まして、
 

 
「ガブリ日記」ご利用の皆様へ
「ガブリ日記」をご利用いただき、ありがとうございます。
またこのたびは「ガブリ日記」がご利用いただけない状態となってしまい、
ご利用中の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
現在、今月中の一時再開へ向け準備を進めていますので、
もうしばらくお待ちいただけますよう、
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

 

 と書いてあるように、ACCESSは企業として謝罪する気も無いし、この文言通りなら復活とて「一時再開」、それもどういう期間でどういう目的での、ってのも曖昧なままなんですからね… キチンとした法務部も無いし一般社会的な常識が欠落した人間しかいなからこういう文言になってるんでしょうけど、そういう人間が運営してるって事も改めてよく考え、継続するにしろ移転するにしろ覚悟なり自覚をすべきではないのでしょうか。三度目のドメイン切れや突然の閉鎖した後でのお詫びモドキ文だけ掲示、っとか状況は色々考えられますが、そん時はもぅユーザーはただの被害者じゃぁ無いんですよ… 既に2度もドメイン更新を忘れた上での会社としてのユーザーへの対応の仕方も既に書いた通り、ってだけでなく、この自己責任のネットで知らなかった、ってのは自分の不備、不注意、怠慢、なんですから、自分が大切、大事と思う物事についてよくよく考えてみるべきなんじゃぁないんでしょうかね。