「雑記」

 
 週刊ゴングにも何の思い入れも無い私ではあるが、しかし今回の廃刊騒動
が株式会社日本スポーツ出版社役員一同の声明でちゃんと終息してもらいた
いと本当に思う。
 実はね、
私の会社も数年前、一部の週刊誌に危機だ倒産だと書かれたお陰でそれ迄は
大丈夫だったのがその報道のせいで顧客が大量に、シャレにならんくらいに
大量に離れて会社が危機に陥った事があるんですよ。もぅすんげぇリストラ
の嵐と資産売却とマスコミ対策で首の皮一枚で残って、現在ではまぁ当時の
事を苦笑いで語れるくらいにはなったものの、風評被害の怖さを実地で体験
した事のある人間ならば、こういう気持ちは共感してもらえるのではないか
とは思うのだが… 山一証券が潰れたのだって結局は報道による風評被害
よる顧客離れだったしねぇ…
 
 で、
 
 今回の騒動の発端を辿ると、どうも週刊ゴングに縁や縁があった人が適当
に、いい加減に、わざとブログ等で記事にしたのが発端のようで…
 
 これがプロレスがブームの雑誌乱立時代(あったんですよ、90年代は)
ならまだいいかもしれんがプロレスそのものの興行の落ち込み(でも芸能の
形態としちゃぁ適正に向かってるのかもしれんが…)以前に、出版業界全体
としての危機ん時に、手前ぇで手前ぇの食い扶持を潰すような真似を、まし
て縁や縁があった人間がやらかすたぁどういう事なんだと。仕事を奪い合う
って事はいいの。プロの世界ったらそういうもんなんだから。正義なり大義
があってやる事ならばまだ… ただ【業界】の歴史を考えると色々と難しい
面もあるが… だけど、今回の場合は取材不足に確認不足、思い込み、私怨
っか逆恨みで面白がって、ってのではねぇ…
 
 ファン上がりばかりでプロらしいプロが殆どいないのがプロレスマスコミ
なのは承知しているし、だからこそ一回潰れてしまえと思ってもいるけれど
今回の場合は情けないにも程があるっての… だけどこんなんで潰れられた
らそれでも困る人がいるのを思うと、せめて今回は、こんな事では潰れない
でいてもらいたい…
 
 
 
 
 
 …と思ってもしまうのは年のせいなのかなぁ?