「仕事始めの日の帰り道で」(雑記)

 
 正味3日の正月休みは結局その殆どを寝て過ごしてしまって終えて
迎えた仕事始め。まぁ流石に人も荷物も仕事もそんなに無くてノンビリ
した一日ではあるし、明日を終えての三連休明けからが本番ってのを思うと
いささかゲンナリした気分にもなろう帰り道、ふと前方に大きな声で喋る
オネーサンが二人っか一方がまくしたててるだけのようなのだが。
 
「だからさぁ、カルビ丼ってのは肉が大事なのよ肉が。こっちだってさぁ
カルビ丼をわざわざ頼むってのはやっぱ気合っていうか思うところがある
から注文してるんだからさぁ。なのにさっきのアレ、なに。肉が1でご飯
が9なんてあり得ねぇっての!」
 
 いや何でカルビ丼?
 
「そういうもんなの?」
「そういうもんなのよ! カルビ丼って言うからには肉が3でご飯が7!
決まってんじゃん。なのに1:9なんてしんじらんねぇって! ありえねぇって!」
 
 いやさぁ、そんなん言うなら… っと思うのは私だけでなかったようで
 
「そんなに言うならカルビ丼じゃぁなくて焼肉とご飯でいいんじゃないの?」
 
 よし、よく突っ込んだぞ連れのオネーチャン!
 
「それなら割合がどうのこうのってのは無しっしょ?」
「ちちちち… わかってないなぁ… そんなんじゃないんだってばっ!
焼肉とご飯じゃなくてあえてカルビ丼を頼む、ってそのイミ、わかってないなぁ…」
 
 あるのッ!?

「意味なんてあるの!?」
「だから3:6にこだわるんじゃん。のっかってる肉がカルビかどうかってのは
どうでもいいんだけど1:9ってのは駄目なんだって!」
 
 ???
 
「どうでもいいのかよ!」
「いいんだって! そんなのはぜんっぜん重要でも何でもないんだから…
って、何でわかってくんねぇかなぁ〜 この理不尽っていうか裏切りがさぁ… 」
「うん、ぜんぜんわかんネ」
「そっか… まぁしょうがないか!」
「しょうがなくていいのかよ!」
 
 いやぁなんかもぅここでお腹一杯っか、なんかドッと疲れが出てきたよ私は…