無題。

 
 炎天下でさんざやらせておいて休養日も無く連戦をしての結果を誉めそやし感動しただの興奮しただの、ってのはまぁ個人の嗜好の範疇ではあるが… でもさぁ、結局一日のレンタル料金がいくらかは解らんが当日夜に一台400マンエンだかの機械をサッと用意してのケアが出来るって事はそれ以外にもメディカルスタッフによるサポートも当然あるんだろうし、そもそもの設備機材資金人脈って事を考えれば随分とまぁご立派な事だと思いますハイ。いやいや、設備機材資金人脈があれば必ず結果が出るとは申しませんけれどホラ… 結果としてはヒエラルキーっかカーストみたいなのはもぅ歴然とあるじゃぁないですか。なのにまぁ… って事ですよ。
 
 そういう意味では「興行上の工夫の問題(by某ボクシングジム会長)」なんだろうなぁ… 表も裏も含めて… っと思ったりもするワケですよ。そう、試合をする当人らはキッツイ練習をし一生懸命に試合をしているんですから、彼らにどうこうってのは一切無いんですよ。別に市民社会上の規範だのモラルだのをスポーツ選手や芸能人に求めるのなんざぁ愚の骨頂ですから。ただ、その興行に関わる大人の側の都合が… っとね。
 
 んで今回の興行の場合、
まず受信料が必要とされるNHKがTV放送のメインで、月になにがしかの料金を払わなければならない有料の朝日新聞主宰の大会で、って事まで考えると、所詮格差社会ワーキングプアだのとメディアが論じるのもまぁ眠い話ではないかと思いますし、結局そういうルートで受給している娯楽なんだからアマチュアだプロだというのもあんまり関係無いんじゃぁないんでしょうかのぅ。なのに何故にわざわざ、あたかも平等、公平であるかのような奇麗事としたがるのかは私はよく理解出来ませんが… それこそ今年行われたフットボールW杯なんて全部込み込みハナから全部アリアリでやっちゃってるプロ興行の正直さの方が私にはスッキリした気分で応援もし罵倒も出来まするが… まぁこれも個人の嗜好、ですけども… なぁんか、胡散臭いっか傲慢に思えるんですけどね。
 
 ともあれ、
 
筋書きの無いドラマ、なんてものは無いんです。もし「ドラマ」が「劇的な出来事」だという意味での使用にしても、それが何故自分にとっての「劇的な出来事」であるかという観点、論拠、検証の無いままでの評ナドは個人的には酒場のオッサンの繰言、ババァのボヤキ、子供の車談義、童貞のセックステクニック論と同様、不毛なんじゃぁないんでしょうかねぃ。情報を共有する事での社会における自己の存在確認行為の正否が他者との共感なんでしょうか? それとも同意? 何ですかそりゃ。まして、手前ぇのくだらなさや怠慢さや卑しさ故の手前ぇの日々や人生のつまらなさや寂しさや薄さの憂さ晴らしなぞでの語りなんざぁ、ねぇ…
 
 本当に当人にとって「劇的な出来事」として感じたのであるなら使い捨てにならんモノの筈、なんじゃぁないんでしょうかね… そういう想いは決して、適当に消費されるモノでもない筈、なんじゃぁないんでしょうかね…