『機動戦士ガンダム』

 
 やっとこさ初代がDVD化… ってのを聞いて、なんとなく隔世の感をボンヤリと味わうUSA-Pです今晩わ。
権利関係が錯綜していたのがやっとこさ整理がついたから… ってのはまぁ言い訳でしょうし、このマスターを元に次世代規格版のBOXを作る為の踏み絵、もとい、踏み台になるんじゃぁないんでしょうかね? バンダイにしては珍しく11枚組、一枚あたり4話収録? ってしたってそないレストア、デジタルリマスターかけるとは思えないのが合計金額は66000円(税別)って値段で、かつて『カウボーイ・ビバップ』や『新世紀エヴァンゲリオン』商法の再来… 画質UPで新版、更に音声をドリビー・デジタル5.1対応の新版って売り方… じゃぁねぇの? ってのは言い過ぎでしょうかそうですか。
 
 私が本放送を観た時が小学校五年生、それからもぅ30年近く経過してるワケですが、ここまでビジネスコンテンツとして再利用され消費されてきたものってのは他に例が無いんじゃぁないんでしょうか。
「打ち切りであったからこそ大事にされた。」
「富野が後付けでゴチャゴチャ偉そうに言っていますが、当時はそんな大層な事まで考えてなかった世界観、お話だったからこそ拡げる事が出来た。」
 って理屈で言える事は色々ありますが、しかし多分どれもそうであっても確実にどれかって事は無く、多分、日本の歴史の流れと言うか世相とのマッチング、シンクロをしていたんでしょうね。でもザクレロやG−ブル等、今のお子様が観たらどう思うんでしょうな… いやね、昔友人のガンダム好きが
「後輩とガンダムの話になった時さぁ
【やっぱゼータからですよね。初代なんて絵が汚くて観てらんない】
 とか言ってんの。イヤんなっちゃうよ」
 ってコボしておりましたが、コンテンツとして整備、チューンされてきたファーストしか知らない世代からしてみるとどうなんだろう? っと。
 
 あえて、
あえて今リリースをするのは新たな消費の為か、そろそろガンダムというコンテンツの消費の限界点だという判断なのかは解りません。が、いずにせよ…
 
 仮に私が買うとしてもUS版で、でしょうなぁ…
 多分、半額以下でリリースされるでしょうからのぅ… って私はファーストのリアルタイム世代なんですがザクとランバラル以外に思い出も思い入れも無いオヤジもいるし、私の大学の先輩のように、
「最初が軟弱だったのが『宇宙の戦士』の通りにオレ好みの男になってくお話だと思ってたのに最後まで軟弱者だったじゃねぇか。だから嫌い」
 って人もいるように、ある時期まではガンダムはただのアニメの1作品だったんですよな。しかし昔と違って今はカルチャーになってるモノについて、今の世代の人々がどう思うのか? ってな方が興味ありますな… ってまとまんねぇ雑記。