26th Annual Razzie Nominations

 2005: A Very Bad Year for Movies...
 But a Berry Good Year for The RAZZIES ®!

 って事で公式HPで今年のラジー賞ノミネートが発表されたのだが… まぁ今年は

 の独壇場だとは思うのだが、一方で…
 
 以前に書いた感想の通り、決して出来がいいとは思わないし人にお薦めする気にはなれんけれども、現場の楽しさや音楽やセットの使い方のなにげなな巧さ、そして何よりも主演の二人の実に伸び伸びとした雰囲気が好ましく思えた が、
【Worst Actor】
【Worst Screen Couple】
【Worst Remake Or Sequel】
【Worst Director】
【Worst Screenplay】
 っと5部門でノミネートされていて。
ラジー賞というのは幾分のシャレを含んだもので、本当にどうでもいい箸にも棒にもかからん作品やトロマのように華からworstに徹底した作品は選出されないってのも解ってはいるんだけど… でもさぁ…
 
 確か180センチ超(うろ覚えだけど182か5だったっか?)のニコール・キッドマンが小娘のようにはしゃいでいるのを奇天烈に浮かずに受け止められたのはシャイでありながらも巧い196センチのウィル・フェレルだったから、だと思うんだけどねぇ… そう、190センチ超えの身長の俳優でコメディが巧い人ってそういないよ? ヴィンス・ヴォーンではちょっとヤクザっぽい油断のならなさがあるし、ジム・キャリーもチト微妙、ロック様*1ではちょっと荷が重いだろうし… 元々お話、御伽噺としてニコール・キッドマンってのが無理ありまくりなのを何とかリカバリー出来たのはウィル・フェレルの手柄もあっての事だと思うんですけどねぇ… そう、途中のダンスシーンの、そりゃぁもぅ楽しそうな事ったら! あのシーンを観るだけ、ってのならレンタルをお薦めするくらいですけど、それくらい彼がいてからこそ、のものだと思ってたんだけども。
 確かにウィル・フェレルにとって、ノーラ・エフロンにとっても最良の映画じゃぁないさね。でも、最悪の映画だとは思えないんだけどね…
 
 同じようにWorst Actressでジェニファー・ロペス『Monster-in-Law』でノミネートされてるのもどうかと。去年に続いて叩きたいだけなんとちゃうんかい? っと。そりゃまぁ演技ってレベルじゃないけど犬コロみたいな素朴さって素のまんまで最後まで監督が演技をさせなかったからこそジェーン・フォンダの引き立て役になってくれてるやん… とか、納得し辛いっかピンとこないんですな、今年も。
 
 まぁキネ旬のベストとかよりはまだ私的にはしっくりくる方、ではあるけれど、ね…
 

*1:Doom』でWorst Actorにノミネート(苦笑)