『くまうた』。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2003/11/20
- メディア: Video Game
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回収騒ぎさえ無ければもっと手軽に入手出来た、のかな? っと思うが… クマの提案の中から妻が許可した『穴熊友彦』に夫婦で交互に作曲をするという形でのプレイをしております。現在2年目の秋、私の添削した
『四畳半だよ』 作詞・作曲・唄 穴熊友彦
別れたあの娘 わかってくれよ
西日さす部屋 やるせない
私鉄沿線 薄い壁
天井見上げて 悶々とする
誰も招かぬ 何もいらぬ
がやっとランキング入りして新人賞受賞、それ迄は妻が添削した『若かったのよ・・・』の売上に及ばなかったんで凄くホッとしたですよ… ってのはさておき。
作者のコメントでは
あ必ずしも売れないイコールだめとは思わないけど、
(『くまうた』は)売れないと思ってます。
売れないと思う理由は、
もちろんこういう遊び自体がそうは受け入れられない、
つまり楽しいと思ってくれる人の
総数が小さいってこともあるんだけど、
それに加え、
こういう遊びを楽しいと思ってくれる人が
今ゲームをやっていない
と言っているけど結局「ヒットした曲 = いい曲」というゲーム内の図式に製作者の屈折した思いが滲んでいるような気がしなくもないが… ってのは意地悪な見方かもしれんけれども… まぁ演歌ではなく宇宙演歌、って事になってるからそれでいいのかもしれんけど。
個人的には実に惜しい作品だなぁ… っと思う。
手掛りが少ない事自体は悪い事じゃぁないんだが、どうやら「クマが褒める選択 = ヒット」って式、御機嫌取りは基本的に「待ち」の方がいい、教える言葉が人名・地名・品名の3択だけ、ってのも含めて、細かい部分で足りないもんでコミュニーケーションソフトとして物足りないんですよな。
また、文字表示のラグが気になる、あからさまに振り付けが音楽のテンポと合っていない時がある、曲調に冠次郎のようなダイナミックなモノが無い、せめて衣装選択が出来れば… とか、ゲームとしても足りない部分が結構あるんですな。
そういう不足、不満、不備の点が解消されれば凄くいいゲームになれたと思うのだが… 音声合成と人工知能関連部分は凄いんだけどなぁ… 特に音程の変化と繋ぎなんか凄いと思うんですけどねぇ… そういう意味でも作者のコメントはちょっと的外れっか思い上がりげな気がしますな。
「もっとインターフェイスの整理や細部のバリエーションも含めて、ツールとしてもっとちゃんとしていたのなら兎も角… 」
っとな。
むしろPC版でも素直にリリースして… って展開の方が良かったような気もするんですけどね…
でも、今日も夫婦で楽しみますどね(笑)。
ナニセまだ獲ってない賞が19個もあるし、もっといい曲作るかもしれませんし、ね。