ふざけんな。

 
 自分が好きな、観たい映画がDVD化されたとして、
「あぁ… でも、もうちょっとしたら廉価版が出るかもなぁ… 」
 っと二の足を踏む事が特に日本版では多くて。
だったら初めッから海外のように本編ディスクのみと特典満載の
ボーナスディスクをつけたデラックス版、コレクターズ版なりを
一緒に出すようにすればいいのだが、とこ最近は次世代規格の事
もあるのかもしれないし、版権料が高いのかもしれんけど、正直
言って無茶、自殺行為をメーカーがしているのには腹が立つやら
情けないやら呆れるやら。
 例えば、
 
 US版の『Ray (Limited 2-Disc Special Edition) (2004)』
を元にした日本版『RAY / レイ』のDVDは

 で、定価¥5229、そこからUS通常版を元にしたものが
Ray / レイ [DVD]

Ray / レイ [DVD]

 で、こちらは定価¥4719、っという値段で発売したのは…
日本では馴染みの薄い両面ディスクって仕様もさる事ながら台本
の無い特典部分の翻訳は大変だろうし… って思えば、まぁ仕方
ないかなぁ… でも、アメリカではちゃんと

『Ray (DVS Blind & Low Vision Enhanced Widescreen Edition) (2004)』

 という、弱視又は盲目の人向け版DVDがリリースされている
事を思うと、日本はなんか商売が先に立った感じであんまりいい
感じはしなかったのだが… まぁ日本じゃ障害者の扱いなんての
は知れてるしなぁ… っと思っていた。
  
 しかし。
 それから半年も経たずに、

Ray / レイ [DVD]

Ray / レイ [DVD]

 ってさぁ…
 いくら本編ディスクのみだと言っても
 定価¥980ってアリ?
 こんなんじゃ通常版買った人が馬鹿みてぇじゃん。
こんな事ばっかやってるから余計にソフトが売れねぇんだよッ!
レンタル店への販売こそが一番の利益で… って構造自体も変と
言うかイカレてるっと思うが、購買するユーザーにこんな露骨な
馬鹿にした態度での搾取をしているのがまかり通ってる方がもっ
とオカシイんだっての…
 
 海外じゃぁ、ショップが余程の在庫を抱えてのセールス時以外
はまずソフトは値崩れしないよ? 廉価版のリリースの乱発なん
かしていたらますますCSやCATVユーザーに食われるだけだ
し、中古店の繁盛と海賊版の横行、そしてレンタル店の繁盛しか
しねぇじゃねぇか。コンテンツを消費するのがユーザーの筈なの
に、メーカーが蛸が自分の足を食うが如くの消費をしててどうす
るってのさ!?
 
 … 結局、業界の癒着、既得利権構造ありきでユーザー、消費
者はないがしろ以下、奴隷の如くにしか扱わないのにそれでもメ
ーカーは感謝しろ、って態度しかしねぇんだよな… そのくせ、
そんな捨て値の廉価版を乱発するから苦しくなって先に出す通常
版の価格をジリジリ値上げして… って、しているけどさぁ…
 馬鹿じゃねぇの?
 っか
 ふざけんな。