『キャプテン・ウルフ』?

・ゴリがウルフ? ガレッジセール声優初挑戦
 ガレッジセールのゴリ(33)が1日、米映画「キャプテン・ウルフ」(10月29日公開)日本語版の吹き替えを都内で行った。主役の海軍エリート、ウルフ(ヴィン・ディーゼル)の声を担当。ウルフが特殊任務で5人の子供の世話をすることになるコメディーで、相方の川田広樹(32)はペットのカモの声を担当した。(以下略)

 以前記事にした『The Pacifier (2005)』が公開される事は、
まぁいい事じゃぁないかな… でも映画館じゃなくてご家庭での
観賞が向いている作品とは思うけど… とは思うんだけどね、
 
 何?「キャプテン・ウルフ」って?
 なぁんかインチキなアメコミ・ヒーローみてぇ。
 
 確かにヴィン・ディーゼルの役名は「Shane Wolfe」だけど、
アメリカ映画だから基本的に劇中は「Shane」って呼ばれてる
んだけど… それに「captain」って一般的には船長や艦長か
機長に使う言葉だし、劇中でも「leader」だった筈なんだが…
 原題の「Pacifier」は赤ちゃんのおしゃぶりの事。
丸坊主のShaneの愛称でもあるワケだが、そんな彼が本当に赤
ん坊も含めた子供達を… ってなる面白味も失せるよなぁ…
 
 しかし、である。
『The Pacifier』よりヒットしていながら日本ではビデオスルー
さえされない作品なぞいくらでもあるのに、日本ではヴィン・デ
ィーゼルの人気がそんなにあるワケでもないのに、何故劇場公開
となったんだろう?
 やっぱ『アイランド』とか『宇宙戦争』とか、期待していた程
にはヒットせずに早目に打ち切りになった作品のせい、なんです
かねぇ… それともディズニー側から抱き合わせで押し付けられ
たんでしょうかねぇ?
 
 ま、楽しかった映画だったけど格別ではなかった映画だから
アレコレと言う気はないけれど、いい加減、コメディーだから
ってお笑いを起用するのは
戸田奈津子の字幕」
 や
「観客の感想TVCM」
 と同じ位、映画への、製作者への冒涜と思うので止めて欲しい
ですな。いやゴリ氏が器用なのは『ワンナイ』とかで解っている
けど、作品の為の意図ではなく話題作りの為だけに声優として起
用ったって素人は素人でしょうが…