「好き・嫌いの話」(雑記)

 以前は
「まぁ隠さにゃぁならん程の大した事ではないし… 」
 っと趣味について尋ねられた時には読書、映画見物、っとその時々に適当に
答えていたんだが、そうすると
「本とか映画詳しいんだぁ… じゃぁ何でもいいから面白いの教えてよ」
 って言う人間が必ず出てくるのにウンザリして最近は無趣味、若しくは黙秘
で通す事にしている。

 極めて個人的な嗜好という偏向の上でのチョイスだ、とか、私と貴方・貴方
との嗜好が一致するとは限らない、とか、ナニをして面白いとするかの説明が
凄く面倒、とか、色々あるんだけど、とどのつまりは
「何でもいいから面白いの教えてよ」
 って言い草って
「何でもいいからくれよ」
 って乞食の言い草と同じだから嫌いなんですよな、私。

「いや最近○○(←何でも可)に興味を持ったんだけど、よく解らないんだ。
だから何から手をつけていいのか解らなくて… 」
 って言う人でも怪しい。
【質問はした時点で答えは出ているもの】
 って言葉が通じない、面倒くさがりの怠け者の乞食って本当に多いもんな…

 まぁ子供ならいいよ、まだ。
 でも、いいトシぶっこいてて手前ぇの趣味、嗜好と偏向の具合をある程度は
自覚出来ていない、若しくは、己の【世界】の無いような連中の相手なんざぁ
したかねぇよなぁ… って思うんですよな、私。

 気楽に
「ねぇ、○○ってどう?」
 って言い合えるくらいにお互いのパーソナリティーが薄ぼんやりとでも理解
していて、多少の手間なり暇なり金なりを使っても構わないくらいの間柄なら
ともかく… まぁ、他人に対しても自分に対しても手間も暇も金も頭も使わぬ
から乞食は乞食のまんまで生きて死んでいくしか無いからキリも未来も先とか
兎に角、無駄、邪魔にしかならんし、そういう連中を相手にしてやる事でしか
自己満足、優越感、達成感に浸れないワケでもないしなぁ… そんなのを相手
にしているよりも一冊の本、一枚のDVD、一本の映画、一皿の料理、っと、
楽しむべき事を、共に楽しむ相手のいる私なら優先させるもんなぁ。

 大人、としては間違ってる部分があるのも承知しはいます。

 でもね、

 子供以外の乞食に施ししてやるほどの余裕も善意も無いよなぁ私は…