「SCSAマニアさんへの私信」+「日記」

 現状のビジネスの規模から言えばアニメとプロレスって
桁違いになっているんですが、ビジネスとしての健全さ、
って点ではどちらもあまり大差無いような気がしてます私。
 っか、鈴木みそ著の『銭!』を読んで愕然としたんです
「アニメって… こんなん破綻してるじゃん」
 って。

 そもそもは手塚治がTV局に制作費が安く出来る番組
って事で虫プロ製作のアニメを売り込むために極端に低い
制作費設定をしたのが今もってアニメーターの貧困の原因
になっていて、結局放送でではとても資金回収が出来ない
分を、CS等での放送権料やDVDや関連商品の売り上げ
で合わせて制作費の回収、って現状だけど、そういう
プラン通りにはならない事も少なくなく…
 末端の原画が国内から韓国、そして中国へ… ってのは
ディズニーも一緒なんだけど、未だビジネス的なネーム
バリューで宮崎、押井に追いつける監督もいなければ、
かつての板野、大張のような原画師も登場せず、新規、
オリジナルタイトルや映像的挑戦も無く… って、まぁ
これはゲームとかでも一緒ですかね。
 次世代の製作者も育っていないし、将来的なマーケットの
傾向は縮小にある日本を中心にしての現状ってどぅも
「搾り取れる時に搾り取っておこう」
 ってメーカーの意図を感じてしまって…
 だから余計に
「マニアをあんまりナメたり、蔑ろにしてんじゃねぇよ」
 って思うんですよ、私。
そういう構造的な部分もプロレスと似ているように私には
思えるんですよね… 気がついたら海外の方がビジネスっか
産業の構造を整えていた、って部分わ。

 日本人の保守傾向ってのもあるのかもしれませんけど、
かつて映画が辿った道を、アニメやゲームが迎えるような気
がしなくも無いんですよ… プロレスはWWEがまだCSや
深夜放送なのにもぅそうなっちゃていましすからね…
 でも、待遇から言えばプロレスラーってアニメーターや
プログラマー、CGデザイナー、映画制作者に比べたらもぅ
段違いにイイってのも変なトコですけど…

 って、あんま、まとまんなくてすんません。


 今日は妻と3月13日のための電車の予約。
っかJR東海だけの変な独自システムさえなければ
とっととネットで予約出来ていたのだが… まぁ無事
に買えたからいいんだけどね… 田舎は辛いっす。