「手前味噌なハナシ」(日記)

 先日、皆様にとお送りしたクリスマスカード…

 と、一応自分でも書いておいてナンなんですが、アレの
発想の原点ってのはクリスマスと何の関係も無い、名古屋
の駅前で見かけた一人のおネーチャンであります。
 今から一月前のコト。
そろそろ寒くなりげな冬の訪れをひしひしと感じる夕方、
ビルにもたれかかりながら携帯で話してるおネーチャン
がいたんですが、奇妙に見えたのは泣き笑いしながら…
ってなトコ。嬉しくて… ってんじゃなさげで、明らかに
泣き顔になったかと思うとその涙が残っている間に笑って
みたり… ってな様子は多分に精神的にあんまり丈夫っか
怖いよおネーチャンとか思うもので、チラシ撒きの営業
してるホストとかその他有象無象の連中もオネーチャンに
対しては見ないようにしておりましてな。

 携帯電話の向こうの相手はどんな奴なんだろう?
 それとも… 本当に繋がっているのか?

 と、奇妙なだけに印象に残る図ではありました。
カードを描いてるウチの成り行きも多分にあるんですけど
なんかこぅ… 日本のクリスマスって言うとプレゼントや
デートやら、まるでこの日に独り身でいる奴は人間として
欠陥品かの如く未だに雑誌とかでムード作りしてんのが
気に入らないってのもあったりして、
「一見、普通のカード」
 のように見えるけど… ってなコンセプトでの試作を
続けてるウチに、いつぞやのおネーチャンの顔を思い出し
たんですな。

 実際にはもっとハッピーげな図案も思いつかないコトも
無かったんですが、出来上がりが気に入った方をやっぱり
使いたくなるもので、
「だけど、そない不吉げなカード寄越すな!」
 と怒られる方もいるかもしれませんが、もぅ受け取って
しまったんだしまぁ諦めて下さい。   ササッ((((・_・)