「VF4」

 私の「NO−NAME」のサラは負けてばかりの日々。
っていうか、3ケタどころか4ケタの勝ち星あげている
修羅しゅしゅしゅげな人達もいるってのに、ハナっから
勝ち目なんざぁありゃしません。
 しかしまぁ、なんというか。
「鉄拳」やらだと3タテカマすのも珍しくないものです
が、何故か「VF」だと1ラウンドは譲ってフルセット
まで持ち込んでくる人達が殆どで。
「ポイントのせいかなぁ?」
 と、思わないでもないんだが、別にカードを使わない人
同士でも譲っているような… というか、対戦を楽しむ
ような空気がわりと見られ、そういうのもまたかつての
「VF」「VF2」の頃の雰囲気を思い出す。
 それぞれのプレイスタイルが色濃く出ていたあの頃…
「勝ち」は嬉しいがそれだけでなく、己の技量と「読み」
に「意地」を張り合えたもので。
 
 無論、そうでない人もいないではない。
ファイナルラウンドで負けそうになると、サッサと席を
立つ輩もいるが、そういうのに限って判定の強い攻撃に
頼ったワンパな攻めと、雑誌記事のコンボしかしやねぇし
自分が勝てそうな相手にしか乱入しやしない。
 そういう相手に負けるのは別に悔しくない。
が、そうでない相手との対戦の負けは、楽しいからこそ
悔しい。そして思う。
「いつの日かもう一度…
 その頃には今日より面白い試合をしてみせるよ… 」
 と。