『Straight Outta Lynwood』 Weird Al Yankovic
・Straight Outta Lynwood [DUALDISC] - Weird Al Yankovic (Artist)
Original Release Date: September 26, 2006
Number of Discs: 1
Format: DualDisc
Label: Volcano
ASIN: B000H9HWSM
Disc: 1 (Audio CD)
1. White & Nerdy (2:50)
Parody by "Ridin" by Chamillionaire featuring Krayzie Bone
2. Pancreas (3:48)
by Al Yankovic
3. Canadian Idiot (2:23)
Parody by "Americn Idol" by Green Day
4. I’ll Sue Ya (3:51)
by Al Yankovic
5. Polkarama! (4:17)
Medley arranged by Al Yankovic
THE CHICKEN DANCE
LET'S GET IT STARTED (The Black Eyed Peas)
TAKE ME OUT (Franz Ferdinand)
BEVERLY HILLS (Weezer)
THE NINA BOBINA POLKA
SPEED OF SOUND (Coldplay)
FLOAT ON (Modest Mouse)
FEEL GOOD INC. (Gorillaz)
DON'T CHA (Pussycat Dolls)
SOMEBODY TOLD ME (The Killers)
SLITHER (Velvet Revolver)
CANDY SHOP (50 Cent)
DROP IT LIKE IT'S HOT (Snoop Dogg)
PON DE REPLAY (Rihanna)
GOLD DIGGER (Kanye West)
6. Virus Alert (3:45)
by Al Yankovic
7. Confessions Part III (3:52)
Parody by "Confessions Part II" by Usher
8. Weasel Stomping Day (1:34)
by Al Yankovic
9. Close But No Cigar (3:55)
by Al Yankovic
10. Do I Creep You Out (2:46)
Parody by "Do I Make You Proud" by Taylor Hicks
11. Trapped In The Drive-Thru (10:50)
Parody by "Trapped In The Clost" by R.Kelly
12. Don’t Download This Song (3:54)
by Al Yankovic
Disc: 2 (DVD)
1. Don’t Download This Song
2. I’ll Sue Ya
3. Weasel Stomping Day
4. Close But No Cigar
5. Pancreas
6. Virus Alert
7.AL IN THE STUDIO
ユーモアが人間の原始的な感情を元にしても成立するのに対してパロディは現実の事象を元にしてこそ成立するものであり、その点では王様の傍にいた道化よりも厳しく難しいものである。よく日本では対象の相対化のみをもってパロディとしている向きもあり往々にして反体制的っか体制を揶揄出来ればパロディとする認識もあるが風刺はそうであるかもしれないがParodyは違う。それは本作に収録されていて、作者自らネットでFreeでDawnload出来るようにした「Don’t Download This Song」１つをとってみればいい。一見、共有ファイルや違法コピーを戒める歌のようでいつつも『We Are The World』を模した楽曲と歌詞は行過ぎた違法取り締まりを行う行政、団体、そして被害を訴えるミュージシャン達にも戒めを諭す姿勢こそがParodyではないのかなぁ… と思っていたのだが、しかし現実の事象を対象にする以上、どうしても現実が陰鬱だったり閉塞してたり狂騒であるのならば笑いとして昇華されParodyになったモノであっても陰鬱さや閉塞さや狂騒さからは逃れなれないワケだが、アル・ヤンコビックのこの新作アルバムを聴くと楽曲としての出来の良さの分、より現在のアメリカ社会の様相を考えてしまう。
私は本作のパロディになった元ネタを全然知らないのだが、それでも意図するものは何となく解る。多分、ギャングスター気分を歌った元曲をコンピューターオタクの自慢と自虐にしてみせた「White & Nerdy」、アメリカで最も視聴率を稼ぐリアリティTV『アメリカン・アイドル』とその視聴者を揶揄してみせる「Canadian Idiot」、ムチャクチャな訴訟を起こして金をせびるクレーマーを歌う「I’ll Sue Ya」は特に理由は無いけどついでにベン・アフレックまで「訴えてやる！」と息巻き*1、ポルカによるメドレー形式になっただけで歌詞はそのままの筈でも攻撃性ちゃファッションが消え去る楽曲達の「Polkarama!」、合間にシュールというかナンセンス系の「Pancreas」や「Weasel Stomping Day」らが入っているものの、果たしてこれも何か… 日本に住んでいて解らない・伝わってきてないアメリカの事象や空気の事やもしれず… という最後が「Don’t Download This Song」。単体で聴いた時と違って鎮魂歌のようにも聴こえてしまうこのアルバム、私には単純に「あぁ面白かったぁ！」とはいえなかったですね…
アル氏のParodyは徹底してシモネタやF-Wordは使わない、そこに逃げない批評とParodyの毒を用いてきているが、しかし毒というものは使用する当人まで犯すものである。アル氏のこの新作もまた素晴らしいものではあるが、それであるが故に彼氏の今後をも心配したくなる…
…っと書くとレビューっぽいんでしょうか？ よぉ解らんが。
いやいや、書いた事に嘘は無いんですが、あんまり時評批評としての部分のみをクローズアップしてもしょうがないし、と言っていまだにアル・ヤンコビックと言うと『Eat It』『Fat』止まりの人も少なくない情況のどちらも… っと思って書いてみましたがやっぱこういうのは才能が必要ですな。
デュアルディスク仕様のDVD面にはPVの他にも5.1 Dolby Digtal Surroundミックスでの楽曲収録もされている無駄に豪華使用の本作、英語が解らない方にはオサレな、英語が解る人には楽しいアルバムだと思いましたよ〜 でも今んトコ
- アーティスト: Weird' Al Yankovic
- 出版社/メーカー: Volcano
- 発売日: 2006/09/25
- メディア: CD
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*1:『Team America』でも彼氏は笑い者にされてましたのぅ…
「 … 」（日記）
今週末の連休は妻の実家、山口県は下関へと出かけて義父のお墓参り…
ってする予定で既に切符も購入しているのだが、この土日の大半を結局眠り
で潰してしまった自分は毎度毎度ちょっと不安っか悩みドコロでしての…
いやもぅなんか駄目なんですよ、緊張の反動からかもしれねぇんですけど
兎に角アチラでも眠ってしまうんですよ。まぁそれだけ気を赦してるって事
もあるんでしょうけど、一応義理の息子として歓待されて寝て歓待され寝て
ってのは流石に自分でもどうかと思うんですがスイッチを切るように眠気に
負けていて…
なんかこぅ、１年に１度って御約束みたいになっちゃたから、ってのもあ
るんですけど実際には片道５時間チョイかかる行程を経るのは私にシンドイ
ってのもあるんですよ。ただ、何とかしたい… とは思うものの、しかし、
義母・義兄に負担や気遣いを増やすような事はしたくないワケで…
難しい、ですよね…
ウチの一族みたいに本家に行ったらごっつあん放題ってのもどうかと思うが
そういう異常な事が出来ないけどそういうのしか見てこなかったらホント、
どうしていいのかよく解らんっす… っと、悩む前にまず今週を無事に、風
邪なぞひかんように、疲れ過ぎぬようにしなければのぅ… っと思う日曜日
の夜。うん、寝よう、寝よう。
